きのうの28日日曜日、香港で天安門事件17周年を前にしてのデモがあったようです。
中国当局が「反革命暴乱」と規定した同事件に対して、市民約1000人が行った恒例のデモ
ということですが、報道によればピークの1991年はデモの参加者1万人だったというのですから
天安門事件もすっかり過去のものになってしまったのでしょうか。
(デモの種類が違うかもしれませんが、1989年の天安門事件直後はたしか
その数100万人規模のデモが香港であって、「あの政治に無関心だった香港人が!」と、
日本でも大きく報道されましたよね)
今年は1月と3月に香港に行ったのですが、街で見かけて印象に残っているのが
中国共産党の弾圧を暴露する展示物をならべた街頭のブース。
そのDVDを配ったり、オリに捕らえられている人を演じるパフォーマンスもありました。
旺角の繁華街や尖沙咀のフェリー乗り場で見かけました。
特に注意して見なかったので内容とその中身の真偽はよくわかりませんが、
このブースを出していたのは共産党の弾圧を受けたとする宗教団体だったようです。
天安門事件からすでに17年たっていますが、香港の中国返還からももうすぐ9年目に
なるわけですね。ときの経つのは早いです。
香港の現経済体制、一国両制のリミットは、一応、あと41年ということです。