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もうかなり昔から、「こんなTシャツを廟街あたりで売ってたら 『即買い』 するのだが!」、と思っていたTシャツを、本日作ってみました。

ゴールデンハーベスト(嘉禾)の、映画のオープニングに出てくる──正確に言うと、「かつて出てきた」 と過去形なのですが──クレジットタイトルのTシャツです。

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絵柄はパソコンに最初から入っていた画像編集ソフト「Photoshop Elements」を使って
作りました。

「嘉禾」の漢字2文字のロゴは、その昔、油麻地にあったゴールデンハーベスト社直営の大映画館「嘉禾戲院」に行ったときの入場券の半券(コレ)にあったロゴから拝借しました。

「A GOLDEN HARVEST PRESENTATION」は、ゴールデンハーベストの映画のVCDで確認しながら似た書体を打ちました。

四角い「G」のマークは、作るのは難しくありませんが、4つの長方形のタテヨコの比率がけっこう微妙で、ちょっとした違いで印象が異なるので重要なポイントとなります。

嘉禾のロゴやGのマークは、実際の映画のスクリーンに映されるクレジットタイトルではもっと小さいのですが、Tシャツの絵柄となることを考えてひとまわり大きめにデフォルメしました。

胸のオープニングの絵柄と「対」になるように、背中には映画の終わりに流れる「劇終 The End」と、その映画の版権に関する告知の英文を入れてみました。

実際のゴールデンハーベスト映画、ジャッキー・チェンの作品『霹靂火』のVCDを観て、エンディングに流れる版権告知が出てきた場面をストップして、書き写しました。

「劇終」の書体は、本来なら普通にゴシックか明朝にするとリアルなのですが、どうも雰囲気が重たくなるので、クラシカル風なものにしました。

ということでこのTシャツは胸が「オープニング」で背中が「エンディング」という寸法です。

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プリントに使った転写用紙は、エレコム社の「アイロンプリントペーパー 白・淡色生地用」(5枚入り 850円/ヨドバシカメラにて)です。店頭で実際に布に転写した見本を比べてみて、一番素材が薄くて柔軟性があるようなので選びました。

Tシャツはユニクロの3枚1290円のものです。

作成した絵柄をプリンタで転写用紙に印刷して、これをアイロンを使ってシャツに貼り付けた
わけです。

さて、いざ、作ってみましたが、気になるのはその耐久性です。試しにこれを作る前にいらないTシャツで一度試作してみたのですが、着ていたらバックに使った黒が汗でにじんできました!

説明書を見たら、「黒はなるべく使わないように」とありました。そこで、しかたなく本番では暗めのブルーを使ってみたのですが、Tシャツの生地が黄色なので透けてしまい、写真にあるように深緑になってしまいました(キャセイパシフィック航空のイメージカラーのような緑)。

しかし、生地の黄色と緑の配色はなかなかいいと思えるので、結果オーライです。

とりあえず本日「第1作」を作ってみましたが、こんな感じで「香港の映画会社シリーズ」をTシャツにしてみたいという野望がふつふつとわいてきました。

ところで話は変わりますが、前から疑問に思っていたのですが、かつてのゴールデンハーベストの映画の最後の「劇終 The End」の下に出てきたクレジット、「PARAGON FILMS LIMITED」とはいったいなんなのでしょうか? ゴールデンハーベスト系列の版権管理の会社か何かなんでしょうか? よくわからないまま、Tシャツにもこのクレジットを打ちました。

この転写プリント、耐久性がどれだけあるのか? このプリントがどれだけもつか、後日また報告します。

追記:よく見たら「GOLDEN HARVEST」と、「PRESENTATION」の書体が微妙に違う!
ガーン!!! なんでこんなミスをしたのだ!?
ということで、バージョンアップ版の報告は、また作ったら報告します。