香港のJoseph先生よりトラムの写真がメールで届きました。車両ナンバー128のトラムにエアコンが付いたとのこと。
おおおおッ! ついにトラムにエアコンが搭載された!
青丸で囲った部分がエアコンの室外機(?)です。 (撮影・提供:Joseph先生)
その部分のアップ。「KONVEKTA」とはエアコンメーカーの名前でしょうか? なんかKの文字の使い方が英語圏のものではないような気がします。
と、検索したら出てきました。やはりエアコンのメーカーでした(多分)。ドイツのメーカーのようです。
KONVEKTA http://www.konvekta.de/Products.799.0.html?&L=1
この車両はパーティ用とか広告イベント用だと思いますが、エアコンは他の一般車両にも採用されるのでしょうか。
エアコンがあればそりゃ快適でしょう。でも、エアコンがないから窓を開けて風と街の音と匂いを感じることができるのが香港トラムの風情。だからエアコンが普及するのはちょっと複雑な気持ちです。こういうのは観光客のわがままなんですけど。
ところでこのナンバー128の車両はかつて1986年に私も遭遇して撮影しています。今とは違ってノーマルのボディです。おそらく車両ナンバー不変で現在の128と同じ固体のものだと思います。前にも載せましたが、見比べると面白いので、どうぞ。
さすがにボディの広告に時代を感じます。当時は複数の広告が入る部分広告の車両がたくさんありました。(参考:1986年に私が撮った部分広告のトラム【香港なんでもケンショウ堂】)
そして今年の3月に「ラグビーボールが詰まった広告トラムが登場しましたよ」、とJoseph先生から届いた当時のナンバー128の車両がこの写真。
(撮影・提供:Joseph先生)
その変遷も面白いです。
あ、よく考えたら、乗車口と降車口がオープンで密閉されていない一般車両のトラムは、エアコンの導入はムリですね! 今回の車両128も、2階だけにエアコンが入っているのでしょう。
これからも一般車両では風と街の音と匂いを感じられる。ああ、良かった良かった……。
まてよ、ミレニアムタイプの新型トラムはすでにエアコンが入っている? いずれにせよやっぱり私は従来タイプのトラムが好きです。香港で一番好きな乗り物です。
ところで、Joseph先生、エアコンを撮影するためにわざわざ高い位置で待機して「車両128」を上から撮影したのでしょうか? そうならば、あっぱれ!
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