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上の写真は、かつて佐敦站近くにあった嘉禾戲院(Golden Harvest Theatre)のチケットです。当時の旅日誌にはさんで取っておいたもの。

この記事の下にある、私がつくったゴールデンハーベストのオープニングの画像の、「嘉禾」の文字は、このチケットの半券に印刷された文字を借用したもの。スキャンして加工したものです。

このチケットは1989年に行った第2回目の香港旅行(10泊)のときに嘉禾戲院で映画を観たときのものです。イギリス植民地の香港の英語なので、「シアター」の語尾のスペルが「re」となっています。

一番手前にあるチケットは午後11時半上映の午夜場のもの。覚えていませんが、私は、午夜場でやる先行ロードショーの映画を観たのかもしれません。

と、ここで追記。チケットに「3.MAY」と日付の刻印があるので、これをもとに日誌の5月3日のところを読み返してみたら、この日の午後11時半の嘉禾戲院で私は「火燭鬼」という、ケニー・B(鍾鎮濤)とドゥドゥ・チェン(鄭裕玲)主演のコメディオカルトを観ていました。追記終わり。(Youtube動画 「火燭鬼」予告編

チケットの枚数を見たら、嘉禾戲院だけで5回も行ってたので我ながら驚きですが、当時は朝10時半の回は旧作映画を日替わりでやっていたので何回も行ったのです。チケットに表記されている時刻を見たら5枚のうち3枚が朝10:30となっています。

この当時、佐敦站付近には、嘉禾戲院以外にもたくさんの映画館がありました。佐敦站から徒歩3分くらいのところのフォーチュナホテルに泊まっていた私は頻繁にこのあたりの映画館に行っては旧作映画を観ました。

このチケットをスキャンして「嘉禾」のロゴを切り取って、つぶれた輪郭を修正し、色を赤に変更。

真ん中の、例の四角い黄色の「G」のマークは、チケットの右にあるマークを使おうと思ったところ、輪郭がガタガタで角も甘くて丸くなってしまっているので使えず、イチから自分で作成しました。

そうやって作ったのが、この画像です(この画像はのちの改良版のうちのひとつ)。

gh001.jpgこれを転写シートに印刷し、Tシャツにアイロンでプリントしました。

本当はこの黒地のままプリントしたかったが、転写シートの説明書に「黒はあまり使わないで」と書いてあったので、仕方なく青系の地色にしました。「嘉禾」の文字も少し大きくしました。

で、完成がこれというわけです。2006年に制作。もうかなり着こんだので、今じゃプリント部分がかなりくたびれてます。