いまさらなんですが韓国の「少女時代」。

 小学4年生の息子が少女時代のファンになったのにつられてまずはカミさんにそれが伝染し、私もファンになってしまった。

 と言っても、未だに誰が誰だか、名前がこんがらがるのですが。先日やったNHKの少女時代のスペシャル番組を見てやっとおぼろげにメンバーの名前を把握できた程度なので、とてもファンとは呼べないか。

 でも、とにかく彼女たちのパフォーマンスに魅せられてしまいました。歌よりも、そのダンス。

 これまで他人が踊るのを見ても何も感じない私でした。今までの唯一の例外はインド映画の「ムトゥ」で、劇場にはカミさんと2回足を運びました。劇中に何回も出てくるいろんなダンスは、今でも何度でも見てしまう。

 少女時代のパフォーマンスは私にとって「ムトゥ」以来です。(思い出した。マイケル・ジャクソンというのもあった。これも例外)

 特に私は日本でのデビュー曲、「Genie」が好きです。


 このビデオクリップ、去年家電量販店のテレビでやたらと流れているのを横目で見たのだが、そのときはセクシー路線だけのキワモノかと思ってました。だが違った。

 美脚とかセクシーとかそういうんではなくて、なんか見入ってしまう。見ていて快感。

 ビデオクリップでは編集が凝っている分、ダンスを 通し でストレートに見ることができません。香港のアクション俳優がハリウッド映画に出ると、せっかくのアクションが過度な編集でブツ切りにされるのと似てなくもないです。いや、このビデオクリップ自体は好きなんですが。

 ところが、YouTubeには、固定されたカメラ1台で撮られた、ダンスの練習風景のビデオが投稿されていました。本人たちの練習風景だという(なぜこんなものがYouTubeに?)。


 動きにキレがあるというか、すごくカッコイイ! 日本の芸能界も、総選挙もいいけどもっと芸を磨いてほしいと思ってしまいました。このダンスの振り付けは日本人だというし。

 で、少女時代のダンスパフォーマンスを見ていて、なんで快感なのか考えていて、ふと思った。

 これは、ユン・ピョウやジェット・リーやドニー・イェン、渋いところではディック・ウェイなどの、アクションの華麗な俳優の技を見ているときに感じる快感とおんなじじゃないか?

 私は、彼らの映画をビデオを見ていて、アクションシーンを思わず何度も巻き戻して再生して見入ってしまう。その素晴らしい動き、ワザに惚れぼれする。目で追いきれないから何度でも再生する。そのときにおそらく脳内にアドレナリンが流れているんだろうと思うのだが、そのときの快感とおんなじなんじゃないか。

 ふだんダンスを見慣れていないのでピントはずれ承知で、強引に香港に結びつけました。お許しください。