ロンドンオリンピックが、いよいよ始まりました。

 ウチではテレビの横にガイドブックを置いて観戦しています。書店でいくつか類似のガイドブック
を比べましたが、一番のオススメが北京五輪のときと同様、コレ

 この本が、メダル獲得予想が一番充実しています。ただし予想は観戦を楽しむためのスパイス程度と思うのがいいです。

 前回の北京、今回のロンドン。

 思えば香港に関係の深い国の首都での開催が奇しくも連続しています。

 かつて香港返還をめぐって激しい駆け引きのあった両国の政府のあるそれぞれの首都。

 中国に返還される前年、1996年のアトランタ五輪では、ヨットで香港が初のメダル、しかも金メダルを獲得しました。

 そのとき、私はちょうど香港にいたのですが、テレビは大騒ぎでした。深夜には連日その模様が何度も何度も繰り返し放送されました。街を歩くと、ジョルダーノなどたくさんのお店がお祝いのデコレーションを店頭に施していました。

 表彰台の一番高いところに立った、選手の李麗珊。香港が金メダル。「流れる国歌は何だろう、香港のお祝いの曲でもあるのか」と思っていたら、当たり前のように何の工夫もなくイギリスの国歌が流れ、ホテルの部屋のテレビの前でひとり画面を眺めながら、私は香港が植民地であることを強く実感しました。これが2000年のシドニーだったなら、当然、中国の国歌でした。

 YouTubeに、当時の番組がアップされていました。


 今回のオリンピックでは、私はいつものように、日本と香港を応援します。