b_lee_40th.jpg さっき、ブルーレイレコーダーの録画リストを見てみたら、きのうのNHKの「ニュースウオッチ9」が「おまかせ録画」で勝手に録画されていました。

 録画リストの「ニュースウオッチ9」のタイトルの横に、「ブルース・リー没後40年 衰えぬ人気」とありました。

 そういえばウチのレコーダーは「ブルース・リー」のキーワードで自動録画されるよう設定していたのでした。

 いま、再生して番組を見てみました。

 女性キャスターが冒頭、

 「カンフー映画のスーパースター、ブルース・リーが亡くなって、あしたで40年です」。

 あ、忘れてた。

 きょう7月20日は、ブルース・リーの命日です。

 1973年のきょう、32歳の若さで急逝したブルース・リー。

 当時、この一報が伝えられるや、香港の街は驚天動地の大騒ぎとなったらしい。

 このとき、まだ日本ではこのビッグスターがホンコンにいたことを知る人はいなかった。

 たしか当時の読売新聞には、香港特派員による 「香港で大人気の俳優が急死」 みたいな小さな記事が載ったらしいです。

 その日から今日でちょうど40年となります。

 NHKの、一番の看板番組ともいえるニュース番組の「ニュースウオッチ9」で、およそ8分間(!)にもわたる特集として、ブルース・リーが死後40年にして日本や地元香港でも人気再燃となっていることを伝えていました。

 いま、新宿武蔵野館でこの映画をやっています。
 http://www.youtube.com/watch?v=q14jH713kvs

 オリジナル予告編
 http://www.youtube.com/watch?v=ev0_nNHztmM


b_lee_40th_02.jpg
 ニュースウオッチ9では、この映画の日本公開にからめてのブルース・リーの紹介でしたので、映画の配給会社にしてみたら、上映館が少なく宣伝費にも限りがある作品の告知として大成功だったと思います。

 こういう記事も。
 「 『アチョー!』 NHKのブルース・リー没後40年特集に賛否 」(日刊ゲンダイ)
 http://news.livedoor.com/article/detail/7876112/

 新聞記事は時間が経ったら削除されてしまうので、念のため引用しておきます。

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 映画史を代表するアクションスターのブルース・リーが亡くなって、7月20日で40年。当日は各地で追悼イベントが準備されているが、それに先立ってNHKがニュース番組で追悼特集を放送したことが、ネットで賛否両論を呼んでいる。

 ブルース・リーをクローズアップしたのは、19日21時からの報道番組「ニュースウオッチ9」。番組の中盤、約10分間にわたり、ファンや関係者のインタビューを交え、ブルース・リーが長く愛され続ける理由をさまざまな角度から探った。

 特集の冒頭ではなんと、佐々木彩アナが、映画「死亡遊戯」の衣装で有名なイエローのカンフースーツを着て登場。ファイティングポーズの手つきや、脚を高く上げつつも足首の角度は地面と平行に保つ高難度のハイキックを、ブルース・リーそっくりにまねてみせた。

 最大のヒット作「燃えよドラゴン」での有名なセリフ「Don’t think! Feel!!」(考えるな、感じるんだ)も、「ファンの心を鷲づかみにしている言葉」としっかり取りあげ、特集の最後は「アチョー!」の怪鳥音で締めくくるこだわりようだった。

 放送を事前に知っていたファンも多かったのか、特集が始まるやツイッターでは、「NHKでブルース・リー特集キタ!」などとハッシュタグ(#nhk)付きでつぶやかれ、「今見てもカッコイイ!」「お父さんがブルース・リーの真似してる怖い」などと、盛り上がりのツイートが相次いだ。

 一方で、NHKがニュース番組で女子アナにコスプレまでさせてブルース・リーを特集することへの”拒絶反応”もあった。直前の特集が米デトロイト市の財政破綻という深刻なニュースだったことも影響し、「このコントラストはひどい」「わざわざNHKが取り上げることか?」「ちゃんと報道してよ」「いつから芸能ニュースになったの」などといった書き込みも目立った。

(日刊ゲンダイ2013年7月19日掲載)

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 そういうことか。

 「こんなの 天下のNHKが ニュースウオッチ9でやることじゃない」 という声もあったと。

 また私はてっきり、熱心なブルース・ リー信奉者が 「内容が浅い」 と特集の中身に対して もの申したのかと思った。

 ま、それはともかくとして、おそらく、「ニュースウオッチ9」のエライ人の中に、
 ブルース・リーのファンがいるな。多分。

 ところで、これです。

 
bluceleeestate_02.jpg これは香港の高級住宅街、九龍塘にあるブルース・リーの旧邸宅。写っているのは私のカミさん。

 この旧邸宅の近くにはジャッキー・チェンの事務所もあります(いまもあるのかな?)。

 たしか一時はこの旧邸宅の隣がチョウ・ユンファの邸宅でした。

 わたしはこれまで都合3回ブルース・リーの家を見に行きました。

 奧の建物は、改装されて色も変えられているが、建物自体はブルース・リーが住んでいたときと同じ建物です。彼が住んでいたときは、たしか庭には日本庭園もあったはず。

 この門も当時のものです。

 有名な話ですがこのブルース・リー旧邸宅は、今はラブホテルなのです。

 今は、というより、ずっと昔からラブホテル。

 ブルース・リーがこの家に住んでいたのは、彼が映画で成功してから急死するまでのことだから わずか2年くらい(多分)。

 彼の死後、ほどなくしてラブホテルになって以来このかた、ずっとラブホテル。

 ということは、つまり、ブルース・リー没後40年ですから、この建物は、ラブホテルとしての歴史の方が、ブルース・リー邸としての歴史よりも、20倍くらい長いことになります。

 で、あらためて上の写真を見てみる。

 ラブホテルの前で記念撮影をする日本人の図……。

 せっかくですから、きょうは「燃えよドラゴン」のオープニングだけでもブルーレイで見てみようかと思います。

 「燃えよドラゴン」オープニング

 その1 「考えるな、感じるんだ!」(オープニングタイトルの前に流れる有名なシーン)
 http://www.youtube.com/watch?v=2d5o8d1kitM

 その2 「オープニングタイトル」(70年代初頭の香港の風景が写っています)
 http://www.youtube.com/watch?v=6JMc1jwYQkI

 

 当ブログの「ブルース・リー」関連記事

 < なお、一番上のヘッダー画像は7秒ごとに変わります。>

 タイム誌「20世紀で最も重要な100人」

 NHK News Web 「ブルース・リー 没後40年しのぶ」(動画あり)

 Google検索結果「ブルース・リー 没後40年」(ニュース記事がたくさんあります)

 これも。
 http://www.youtube.com/watch?v=h2d4oG0fax4

 「ニュースウオッチ9」のエライ人の中に、
今度は「ミスターBOO!」のファンがいることを望みます。