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香港ファンから見た台北
第1日目(2015年8月9日) その2

この記事(こちら)のつづき。

今回の台北は5泊6日。

ホテルは1泊めがコスモスホテル、2~5泊目がシーザーパークホテル。

7月5日に航空券を予約したあと、どこのホテルがいいか何日か物色したのだが、久しぶりの台北だし、なんといっても前回(20年ほど前)は、まだMRT(地下鉄)が1路線も走っていない時代だったので、現在の台北市内の様子はまったく未知の状態。

当初は、ガイドブックには出ていないような小さな夜市が最寄りにあるという小さなホテルなども候補にしていたのだが、家族3人での移動などいろいろ考えて、結局MRTの交通の便が良い、台北駅前のシーザーパークホテル台北に決めた。

台北駅の地下は大きな地下街だから、雨の多い台北ではいろいろと重宝するし、台北駅舎の上階にもいろいろなお店がたくさん入っているから何かと便利だろうと思った。

 

ところが、シーザーパークは、初日の8月9日が満室。

そこで2~5泊目をシーザーパークにして、最初の1泊目だけ、同じ台北駅前の、コスモスホテル台北(台北天成大飯店)に泊まることにした。

コスモスホテルは大通りを境にしてシーザーパークのはす向かいにある。

コスモスホテルはスタンダードクラスだが、MRTの出口から出てスグという立地も最高にいい。

実はこのコスモスホテルは大人気で満室なことが多い。

各予約サイトまとめての一括検索サイトで調べても、コスモスホテルは満室で「該当なし」と出る。

ところがたまたま、深夜に一括検索したらJTBがヒットした。いきなり「予約可能」の状態となったので滑り込みで予約した次第。

これがコスモスホテル。初日の夜10頃、付近を散策しての撮影。

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映画「シン・ゴジラ」の劇中おびただしく出てくるテロップのように、今回から当ブログでも写真の下に同じものを入れることにした。先日見た「シン・ゴジラ」に完全にハマった私。
こちらこちら。こういうパロディも。「しんのすけ 対 シン・ゴジラ」

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8月9日の初日。空港を出てMRTに乗り、コスモスホテルに着いたのは午後1時ころ。

通常は午後3時以降のチェックインとなるが、部屋が用意できていたのでチェックインできた。

コスモスホテルのフロントはネットでの評判通りで、スタッフの優しい応対にすごく心がなごんだ。

ネットでJTBにホテルの予約したあと、コスモスホテルに直接、メールで「見晴らしの良い部屋をお願いします」など、要望を「強く」リクエストしておいた(なぜ「強く」リクエストしたのかの理由は、別の記事で書く)。

フロントにはメールでの要望が通っていたようだが、念のため見晴らしについてあらためて口頭で要望を伝えると、スタッフは笑顔で応えて熱心にモニターを見て考えてくれた。

キーボードをカチカチカチカチとたたきながら、目を左右にクリクリしてモニターを真剣に見つめるスタッフに、私はすごい好感を持ってしまった。

やがてそのスタッフは、「2つ部屋をお見せします。どちらかお好きな方を選んでください」といった。

我々3人は、フロントの指示を受けた白人の女性スタッフに連れられて、まず、もともと確保されていた「トリプルベッドの部屋」を見た。次にもうひとつの「ダブルベッドとシングルベッドの部屋」を見た。

新たに提示してくれた「ダブルベッドとシングルベッドの部屋」のほうは、確かに窓からの景色が、台北駅(横側)を見る形となり、駅の上空は開けていて眺望が良かった。

しかし、あす以降泊まるシーザーパークホテルで、台北駅(正面)ビューの部屋は狙える。シーザーパークへは、あらかじめメールで台北駅ビューをお願いしておいた。

2つのホテルの位置関係はこう。

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結局、「トリプルベッドの部屋」のほうが広く見え、やはりベッドが3つあるということで、家族3人全員意見一致で、もともと用意してもらっていた「トリプルベッドの部屋」にした。

これがその部屋。921号室。

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デラックスといっても、普通の部屋である。

この部屋は、大通りに面したホテルの正面側に位置しているので、窓からの景色は大通りビューとなる。

私は大通りに面した部屋が好き、というか私には必須の条件なので、それはそれで満足なのだが、写真をみて分かるとおり、このホテルは窓の造りが小さい。

また、部屋の広さについても、さっき見たもうひとつの部屋よりは広いといっても、写真のような感じなので、いきおい宿泊者一人一人はそれぞれのベッドの上で過ごすことになる。イスは3脚あるがソファはない。(ま、それはそれで、各自それぞれのベッドでなわばりのシマを作ったように過ごせて、楽しいのだが)。

でもこのホテルは、すでに書いたとおりMRTの出口スグ(MRT出口「M3」の脇のビルの、その隣)というのが便利だし、本当に優しいスタッフの応対がことのほかいい。

この日はたまたまカミさんの誕生日だった。部屋に入って荷物をほどくなどして、ひと息ついていると、ドアがノックされた。ドアを開けたら、先ほどの女性スタッフが立っていた。女性スタッフが「ハッピーバースデー!」と言って、小さなケーキと何人ものスタッフの直筆サインが寄せ書きされたバースデーカードをくれた。ホテルからのサプライズだ。カミさんはいたく感激していた。

そのころ、気がつくと、息子はタダだと勘違いして備え付けのお菓子のチョコバーをかじっていた(苦笑)。すぐ近くにコンビニがあるのに。

ホテルの建物自体は古いけれども、部屋はきれいにリニューアルされていて、テレビなどの設備も新しく、すごく快適に感じた。

このホテルは次に台北に来たときにまた泊まってもいいと思った。その際は、またこの921号室がいい。

奇しくもこの921号室は、「台北ナビ」で同じ部屋が紹介されている。
http://www.taipeinavi.com/hotel/21/(ページの真ん中あたり)

 

今回はここまで。こんな風に書いたら先になかなか進まない。けれどもこの方法でこれからも書くことにする。

今回は「香港ファンから見た台北」という内容になっていないが、次回、台北のホテルを物色したときに感じたことを香港との比較で書くことにする。

初日の行動については、次々回になりそうだ。