台湾の話は次回やります。

ついさっき、たまたま、YouTubeで、「golden harvest studio」で検索したところ、ある動画がヒットした。

なぜかこの動画がヒット。

そのサムネイルの画像を見ただけで、すぐに分かった。

九龍の邸宅街、九龍塘にかつてあった、ブルース・リーの邸宅。

彼の死後、この邸宅が、いわゆるラブホテルになったというのは、超が付く有名な話。

その名も「羅曼酒店」(うふふ。「ロマンホテル」)という。

実際、私が行ったときも、このロマンホテルは健在だった。

私は、いままで、ここに3度ほど行ったことがある。1度は妻を伴って。

いや、ホテルを利用したのではなくて、すべて、あくまで外から見学。いわゆる聖地巡礼。

考えてみると、この邸宅、ブルース・リーの邸宅だったのは、わずか2年ほど。

アメリカから凱旋して香港でスターとなり、この豪邸を手に入れて2年ほどで、米メジャーのワーナー映画「燃えよドラゴン」によって自分が世界の大スターとなることを知る直前にこの世を去った。

彼の死後、ラブホテルになってから40年以上が経過。

だから、この建物は、むしろ、こっちの用途、つまりラブホとしての方が、この建造物の経歴としてはメインなのだ。

鉄筋コンクリートの元豪邸。日本のよりずっと長持ち。

 

あるとき(最初の訪問だったと記憶)、私がこの旧邸宅に行って、ホテルのインド人門番に聞いてみたところ、「撮っていいよ」という。

私は、敷地内に入り邸宅の外観を間近からビデオに撮った。

邸宅当時の玄関、現在のラブホ入り口付近を撮っていたところ、掃除をしていた女性がいて、ビデオカメラを持つ私を見るなり合点がいったのか「ああ!! レイ・シウロン、レイ・シウロン!!(李小龍 = ブルース・リー)」と、笑った。

でもさすがにラブホの中に入ることはできなかった。さすがにそれはマナー違反。

ところが、こういう人がいた(ツイッター仲間)。
http://blog.goo.ne.jp/takaosanxia/e/b6302667f9954a6f5b137b3592ac5e57
そうか、客になって入ればよかったのか。

そして、この動画である。

この動画、きのう、9月30日にアップされたばかりだ。

カメラは建物内部に侵入。

なんと、ホテルは廃業しており、撮影者はその「廃墟」の中に入っているのだ。

あー、びっくりした。

ところで、この邸宅を「ブルース・リー博物館」にするというような話もあったはずだが、いまはどうなっているんだろう?

当ブログでも記事にした。

過去記事
http://kengshow.com/2008/06/28/post_173/
http://kengshow.com/2010/03/13/post_395/

とりあえず、とりいそぎこの動画を張ったので見てください。

いやあ、とにかく、ブルース・リーのなきあと、長年にわたって建物自体は維持してきたラブホテルが、ついに廃業して廃墟となっていた、というのが、私にはほんの少し衝撃的だったので。

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