〈尖沙咀を走るトヨタの新しいタクシー専用車。日本での車名は「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」だから、これが香港を走っていたので少し驚いた。香港での車名は従来モデルと同じ「金豊(コンフォート)」。フルネームだと「金豊混合動力的士(Comfort Hybrid Taxi)」。8月30日撮影〉

 

プロムナードを離れ、スターフェリー乗り場横を歩く。

透明のガードでしっかり手厚く保護された「九龍皇帝」こと曾灶財の「落書き」。

九龍皇帝の落書きはずっと昔、1986年に私が初めて香港に行ったときにはすでにあった。街のいろんな所で見かけた記憶がある。街のあちこちにあったから、当初私は、てっきりこれらは複数の人間が書いたもので、だからこの独特の書体が香港の落書きの定番スタイルなのかと勘違いしていた。

街のかたすみに捨て置かれた、落書きとしての扱い以外の何ものでもなかったのに、彼の晩年、世間での扱いが落書きから「アート」に昇格した。

 

これは九龍皇帝がまだ存命だった2006年に撮影したもの。まだ保護ガードは付いていない。

見比べると分かるが、保護されている方には書かれてある右1行目の下半分のアルファベット(?)がない。

このアルファベットはどう見ても九龍皇帝以外の誰かが後で書き加えたんじゃないのか。

だったら、この部分は消した上で保護すべきではないか。

九龍皇帝以外の人間が書いたものは単なる落書きでけっしてアートじゃないのだから。

 

これは当ブログのヘッダー画像のうちの一枚。

その1行目に落書きさせてもらった。

 

バスターミナル前の星光行(スターハウス)にある誠品書店に入ってみた。

カミさんが欲しいと言っていた「自家茶坊」が誠品書店にあるというのだ。

「自家茶坊」は、家で香港式ティーを楽しめるキットらしい。

カミさんからパッケージの画像だけもらっていた。中身は知らない。

探そうと店内を歩き始めたら、あっさり見つかった。

「港式早餐茶(ミルクティー)」「港式下午茶(レモンティー)」「港式鴛鴦茶(例のコーヒー+紅茶ミックス)」3種類あったのでどれがいいか写真を撮ってLINEで送って聞いたら、「鴛鴦茶」と即答してきたのでそれをレジに持って行った。

198香港ドル(≒2700円)。

これが中身。帰国後、自宅特設スタジオで。

ポットやストッキング風の茶こし、ミルクポットなどと茶葉+豆粉がセットになっていた。

 

お土産を持って歩くのは手がふさがっていやだったのでいったんホテルに戻ることにする。

MTR尖沙咀駅に向かう途中、たしか地下道に下りる所の壁にこれが貼ってあった。

 

そういえば、ホテルを出てすぐの所で、彌敦道を南下しているときにこれを見かけた。

 

日本から香港へ移動中だった私よりも、東京にいたカミさんの方が香港の情報をネットでこまめに入手していた。

そのカミさんによれば、あす8月31日のデモは警察から許可が出なかったということだが。