80smovieposter_book.jpg ミクシィ仲間から今日入った情報。

 「80年代電影海報藝術」という本が出るらしい。

 1980年代という、香港映画がもっとも輝いていた頃の映画ポスター集。

 これは何としても欲しいです。


 情報を探してみましたがミクシィ仲間の方から教えてもらった以外の情報はまだ見つかりません。

 http://www.facebook.com/album.php?aid=151468&id=18679332646&ref=mf

 yesasiaや香港のネット書店に行って検索しましたがまだヒットしませんでした。



 80年代の香港映画と聞くと、私は当時のフィルムの色や音声、独特の音楽などが頭の中に広がります。

 今の香港映画みたいに画面はキレイじゃないし音も悪いし造りも雑なものが多いけど、でも私は80年代の香港映画がいちばん好きです。
daofu.jpg 春節もバンクーバーオリンピックもあっという間に過ぎてしまいました。女子パシュートの何とも惜しかったことよ!

 上の写真は、おなじみ、春節に香港の家庭やお店などに飾られる「逆さ福」。

 文字を逆さまにして玄関ドアなどに貼る、「倒福」という風習です。
 
 「倒」と「到」は同じ発音。福を倒して、「倒れる」=「到る」ということで、「福がやってくる」。



 私は小学生の頃、戦車のプラモデルを作るのが好きでした。でも今はもっぱら他人の作ったのを眺めるだけ。街中を歩いていて模型屋さんを見つけたら、ふらっと入ってモデラーの作った展示品を眺めるギャラリーに徹しています。

 で、ちょっと前、こんな戦車のプラモデルの完成見本が模型屋さんのショウウインドウに飾られていたのを発見。

 こういうのです。(そのときに写真を撮らなかったので代わりに似たものをネットで探しました。<赤丸は学芸員K> 引用元はコチラ

tiger1_model.jpg これは中国人民解放軍の戦車ではありません。

 第二次世界大戦時代の旧ドイツ軍の超有名な戦車、「タイガーⅠ型」


 どうやらプラモデルのキットの中に、「福」のデカールが入っていてそれを貼っているらしい。私の子どもの頃のタイガーⅠ型のキットにはこんなもの入ってなかった。

 なんでキットにこんな漢字のデカールが入っているのか。

 検索してみたら、実在のタイガーⅠ型戦車のボディに「福」の文字を書いた(貼った)ものがあったことがわかりました。



 写真がありました。こちらがその実物のタイガーⅠ型の写真。時代的にはもう70年も前ということになります。

tiger1.jpgtiger1_02.jpg ダス・ライヒ師団という有名な部隊に所属していたタイガーⅠ型だということです。

 
 こちらはそのダス・ライヒ師団 S33号車をきちんと明示したラジコンモデルのパッケージ。

tiger1_radicon.jpg
 

 ところで、特に中国や香港の風習に関心のない日本人ならば、タイガーⅠ型のこの逆さまの福の字を見て、普通、こう思うと思います。

 「うわ、漢字だ。でも、ありゃりゃ、『福』の文字が逆さまじゃないか。福の文字は縁起がイイと伝え聞いて戦車に貼って(書いて)みたものの、ドイツ人は漢字を知らないから逆さまになってしまったんだな」

 そこで、「タイガー 福」「タイガー 逆さ福」「タイガー 倒福」などのキーワードでGoogle検索してみました。

 戦車ファンや模型マニアのサイトやブログで

 「なぜ字が逆さなんだろう」

 「ドイツ人は漢字なんか知らないからだろう」

 と話題にしていたり、
 
 そういうギモンに対して、由来を知っている人が

 「それは実は『倒福』という風習が中国にあって......」

 と回答している掲示板やブログが検索でヒットするかと思ったら、さにあらず。


 すでに、この「倒福」のタイガーⅠ型戦車のことは、戦車マニアの中ではつとに有名らしく、「倒福」の由来もきちんと皆さんご存じのようなのです。

 この戦車、「ハッピータイガー」なんていう通称もあるらしく、インスパイアされた同名の漫画まであるということです。

 
 でもひとつだけ、Yahoo知恵袋で質問がありました。コチラ



 プラモデルを作るとき、「倒福」の習慣を知っている中国人ならともかく、日本人はなまじ漢字を知っているだけに「福」の文字をひっくり返さないで「正しく」プラモデルに貼ってしまう人もいるんじゃないか。

 しかし、組み立て説明書に「逆さまに貼れ」とハッキリ説明されているのか、ネットで披露されているモデラーの皆さんが作ったタイガーⅠ型のプラモデル完成品は、どれもみなきちんと逆さまに貼られています。

 組み立て説明書にその由来が解説されていて戦車モデラーの間で「倒福」のことが浸透しているのかもしれません。

 こちらのブログでその組み立て説明書のデカールを貼る図が載っています。
 http://pseisakujo.exblog.jp/tags/%E5%80%92%E7%A6%8F/


 また、こういう本が海外で出ています。きっちり、「福」の文字が正逆比較図版付きで解説されています。
 http://brummbar.exblog.jp/11800152

 プラモデルの世界トップメーカー、タミヤのサイトには、この「逆さ福タイガー」の製品が載っています。コチラ

 こちらではモデラーの方が、ドイツ軍戦車に「福」の文字が付いていて驚いたということや、模型製作解説が載っています。
 http://2mc.on.coocan.jp/gallery/22nd/023/

 こちらの掲示板にはドイツ軍の戦車に「倒福」のマークが付いたいきさつが、「推測として」回答されています。
 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1233748857


 このタイガーⅠ型戦車は、倒福とは関係なしに、もともと戦車のプラモデルのマニアの間では、もう不動のダントツ一番人気の戦車です。模型雑誌では、このタイガーⅠ型のプラモデルの作り方や塗装の仕方の特集が何度も組まれたり、1冊まるごとのムック本もたくさんあるほどの人気です。

 ちなみに、Googleで「倒福」で検索すると、いきなり「他のキーワード」として「倒福 タイガー」と表示されます。よっぽどタイガー戦車のファンの中では「倒福」は有名な話なのでしょう。

 観光局の公式プロモーションビデオ。これはパート3。大排トンも出てきます。

 パート1

 パート2

 パート4

 日本人向けのこういうビデオはないのでしょうか。
simplified_gong.jpg
 先日の記事への、

 「香港」と「香江」。

 私も似たような経験が。


 上のビデオ。尖沙咀のDFSギャラリアで買ったビデオです。

 「THE HONG KONG STORY 香江故事」。

 10数年前に買ったもの。



 このとき、私は初めて「香江」という表記に遭遇しました。

 「THE HONG KONG STORY」という英文表記が横に書いてあったので、「香江」とは「香港」のことだとは推測がつきました。

 でも念のため、売り場にいた店員さんに

 「『香江』とは何のことですか?」と聞いたら、店員さんは

 「香港と同じ。香港のことです」と言いました。

 

 私は、そのとき、この「にすい『冫』」  の「江」 が、「港」の略字(簡体字)なのかと思ってました。

 中国本土で「中華」の「華」を [化] + [十] を上下に重ねて表すみたいに、香港にも本土みたいな簡体字みたいなものがあって、「港」の簡体字が(にすいの)「江」なのだと思ってました。

 で、阿郎さんのコメント(コチラ)。

 阿郎さんの私見とのことですが、私はなるほど、そうなのか、と思いました。

 「江」は「港」の略字ではなくて、「江」はあくまで「江」という文字か。

 「港」と同じ発音の、簡単な文字として、「江」に置き換えて使っている。

 で、「香港」を、「香江」と表記するのは、その表記に意味やニュアンスを込めてのことなのだと思います。

 日本でも、漢字を置き換えて、ある意味やニュアンスを込めた表記があると思います。

 その例が今ちょっと思い浮かびませんが、でもたとえば、よくあるのが「大学」を「大學」と旧字体で表記している大学名。これは旧字体を使ってアカデミックさや威厳を出しています。日本の場合は繁体字にするとレトロな感じになりますが、これは「香江」とは逆のパターンか。

 あるいはこれは漢字ではないけど、「東京」を「トーキョー」と書いて国際都市の匂いを出していたりすることを雑誌のタイトルで見かけます。日本語にはカタカナがあるから便利です。「ビョーキ」とか「ワタシ」とか。日本語の場合、カタカナへの置き換えはそれこそ無数にあります。

 思い出しました。話は脱線しますが、アメリカで「AMERIA」というタイトルのドラマがありました。アメリカ合衆国がソビエトとの戦争に負けて占領されるという物語です。「AMERICA」をロシア語風の「AMERIA」にしてタイトルにしたというものです。

 で、「香江」。

 阿郎さんが挙げられたように、現在毎日催されているシンフォニー・オブライツは中文では「幻彩詠香江」というタイトルだし、これから建設予定の啓徳空港跡地の施設は「香江飛環」という名前だという。

 「香江」にはどんなニュアンスがあるのか?

 香港ローカルの人々が「香江」の表記に対して肌で感じているニュアンスを知りたい......。

 
 手元の漢和辞典で調べてみました。「江」という字は、簡単に言うと

 1.揚子江のこと。
 2.川。大きな川。

 ということしか載っていませんでした。

 これはまさしく私見ですが、「香江」の表記には、

 ノスタルジーを表す意外にも、悠久の時の流れとか、そういうニュアンスもあるのかもしれません。


 ......でも、私はやっぱり「香港」のほうがしっくりきます。

 上のビデオ、「香港故事」と「香江故事」のパッケージが並んでいたら、「香港故事」のほうを迷わず買います。なんか、「香江故事」だと北京語音声が入っているような気もしてしまいます。

 廟街でお土産のTシャツを買うとき、もし「香江」と「香港」が並んでいたらどっちを買いますか?

 そりゃ、レパートリーのひとつとして「香江」を選ぶかもしれないけど、私ならやっぱり「香港」です。
brucelee_stamp.jpg  きょう書店にあるDVDコーナーでこんなチラシを見つけました。クリックすると拡大して見られます。


 「受け継がれる魂 ブルース・リーの軌跡」というDVD。

 ブルース・リーのファンは根強く世界中に今でもたくさんいて、さらに新しいファンが生まれています。

 今年はブルース・リーの生誕70周年にあたります。

 シアトルにあるブルース・リーのお墓などゆかりの地をめぐるツアーも企画されています。

 映画秘宝の3月号もこんな表紙。

eigahihou.jpg そうか、ブルース・リーも生きていたら70歳なのか。

 映画の中の彼はいまでも躍動しています。


 ウィキペディア「ブルース・リー」

 私は昨年8月 「東京マラソン」に申し込んで、ハズレました......。

 東京マラソンは、「香港マラソン」と同じく今度の日曜日、28日に開催です。

 その、香港マラソンの、公式サイト
 http://www.hkmarathon.com


 そういえば、香港マラソンと東京マラソンについて、おととし、こんな記事を書きました。
 「香港マラソン2008 vs. 東京マラソン2008 で、
 方力申(アレックス・フォン) vs. 猫ひろし」
 小学校の授業で息子の幼い頃の写真が必要だというので写真のたくさん入った段ボール箱を整理していたら、こんな写真を発見。

jordan_station.jpg MTR佐敦站の出口の案内表示です。

 1989年4月30日という日付けが入っています。2回目の香港のときに写したものです。

 案内表示は上から
  「嘉禾戲院 Golden Harvest Theatre」
  「快樂戲院 Liberty Thatre」
  「華盛頓戲院 Washington Theatre」
 の3つの映画館、

 そして私がこのとき宿泊していた
  「富都酒店 Fortuna Hotel」 と、

 富都酒店と同じ建物に入っていた
  「永安百貨 Wing On Dept Store」です。

 この出口を進むと、彌敦道と佐敦道が交わる角地に建つ裕華百貨の、佐敦道に面した方に出ます。

 この出口を出て右に何十歩か歩くとすぐに嘉禾戲院、そして佐敦道をはさんだ、はす向かいには快樂戲院がありました。華盛頓戲院はそこから北のブロックに徒歩数分のところ。どれも1200席を超える大劇場でした。

 富都酒店は、出口を出て裕華百貨の角を左に折れ彌敦道を北に2分ほど歩くとありました。

 これらの大映画館も富都酒店も1990年代に相次いで取り壊されてしまいました。


 「嘉禾戲院」の案内表示のある上の写真を見ていて、さっきから頭の中で、ダンダンダンダンのゴールデンハーベストのオープニングが鳴り響いてしまって仕方がありません......。

 大劇場の空間に鳴り響く大音量で少し音が割れ気味の のオープニングが私の頭の中で何度もこだましています。

 
 維基百科(Wikipedia)「佐敦站」
 香港のトラムファン、朋友Joseph先生が春節のお祝いにトラムの画像を送ってくれましたのでご紹介。


 これは車両No.7。

tram_photo35.jpg
 こちらは車両No.55。

tram_photo37.jpg
 そしてこちらは車両No.82。

                      以上3点 courtesy of  Mr. Joseph 照片提供Joseph先生



 車両No.82は、1986年に私も撮影してました。

 これ。

tram_photo_old82.jpg うわ、やっぱり、メチャクチャ古い! そしてよく見ると窓の形が違う。広告だけではなく、ボディもいろいろと補修したり模様替えしたりしているのでした。
yellow_muffler.jpg 1960年代から70年代にかけて香港でも活躍した、映画監督の井上梅次氏が亡くなったとのことです。
 (写真は香港で買ったVCD「玉女嬉春」<監督 井上梅次/1971年>のジャケット)
 
 時事通信
 http://www.jiji.com/jc/c?g=obt_30&k=2010021500746

 明報
 http://news.mingpao.com/cfm/Search2.cfm?Keyword=%A4%AB%A4%57%B1%F6%A6%B8

 蘋果日報
 http://www.jpopforum.net/redirect.php?tid=424642&goto=lastpost

 井上梅次氏は日活の黄金時代に数々の映画を監督、のちにショウブラザースに招かれ香港でも何本もの映画を監督しました。

 そのうちのひとつ、「香江花月夜(香港ノクターン)」(1967年)。



 
 
 これは井上梅次氏が監督した日活の大ヒット作、「嵐を呼ぶ男」(1957年)の有名なシーン。



 そしてこちらが、その10年後、「嵐を呼ぶ男」のリメイク版として、井上梅次氏がショウブラザースでメガホンをとった「青春鼓王」(1967年)の同じシーン。


 
 ご冥福を祈ります。


 
 ウィキペディア「井上梅次」

 中文電影資料庫「井上梅次」

 日本映画データベース「井上梅次」(香港時代の作品もリストアップされています)

 いちばん最初に紹介しました「玉女嬉春」はこちらで観られます。
 http://www.56.com/u96/v_MTQ4MDgxMDk.html
  「ドラゴンへの道」(1972年)




  「少林サッカー」(2001年)



 なんとなく音楽が似ているような気がしてきました。
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