春節、いわゆる日本でいうところの旧正月。「正月休み」で中華系の人々が日本にたくさん旅行でやってきました。
きょうNHKテレビで、「春節の休暇でやってくる中国の富裕層の観光客をあてこんで新宿のデパートがサービス強化」、という内容のレポートを流していました(仕事中だったので音声しか聴いてませんが)。
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またこの番組ではそれに続けて、「日本のウェディング会社(ワタベウェディング)が香港に新たに支店を設けて香港人カップルを相手に日本での結婚式をプロデュース」、ということも伝えていました。
で、Yahoo香港に行き、検索したら、ありました。
ワタベウェディング http://www.overseas-wedding.com/chi/index.html
あとこれも http://wedding.esdlife.com/campaign/watabe/article1.asp
日本人の一部の人々がハワイやヨーロッパで結婚式を挙げるのを好むように、香港のカップルの一部では日本で挙式するのがブームなんでしょうか。
かつて、香港の観光シーンでは日本人が最高の上得意客でした。少ない日程でたくさんのお金を使うのが日本人の旅行パターンです。日本人は街のあちこちで、日本語で声をかけられました。それが今では中国本土の富裕層が日本人に取って代わり、香港の土産物屋やブランドショップや時計店では中国標準語がまさしく標準語となりました。
いっぽう日本でも、先のNHKのレポートによれば、格差社会となって財布のヒモの固くなった地元の日本人庶民に代わって、中国の富裕層の来日観光客が、かつてのアジア各国での日本人観光客のように厚遇されるようになっている、ということです。
この中で、香港人の位置がどうなっているのか、私はよくわかりませんが(だからきょうのNHKテレビのレポートで中国本土の富裕層と香港の人々をいっしょにしているのが理屈に合うのか私にはよくわかりません。このレポートを私は仕事をしながら聴き流していたので、私の取り違えかもしれません)、いずれにせよ、
かつての一元的な「日本人=客」という時代では確実になくなったということですよね。
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(上写真 : 尖沙咀の香港文化中心前での、香港人カップルの記念撮影風景。香港文化中心内に婚姻登記所があるため、この場所ではいつもこのような晴れやかな風景が見られます。ビクトリア湾をはさんで中環の旧スターフェリー乗り場近くのシティホールにも婚姻登記所があり、ここでも同じような風景をよくみかけます。旅行で香港の街を歩いていてこのような風景に出会うと、なんかすごく嬉しくなります。)
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