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 「香港影視業百年」という香港の映画について書かれた本のページを久しぶりにめくっていたらこんな写真がありました。(クリックすると拡大して見られます)

 写真の右に、先日の記事(コレコレ)で書きました香港大會堂(City Hall)が、ミニチュアセットで写っています。これから破壊されるのか?

 1977年のショウブラザース映画『猩猩王』(北京原人の逆襲)です。この映画は一言でいうと「香港版キングコング」。

 はるか昔にテレビの洋画劇場で観て以来久しぶりに、1、2年ほど前にDVDを借りて観ました。怪作です。

   ●参考:ウィキペディア「北京原人の逆襲」

 いま動画を探してみたら、ありました。(音声に注意) 


   ●動画:56.com 『猩猩王』高清版

 全編86分が観られるようです。いいのかなあ……。広東語ではなく北京語ですがこの映画は北京語がオリジナルだと思います。

 私が観たテレビの洋画劇場は日本語吹き替えでしたが、たしかこの映画は劇場公開も日本語版だったと思います。カンフー映画ならともかく特撮映画で中国語だと客が敬遠すると配給側が踏んだのではないかと思います。テレビの洋画劇場ではその音声をそのまま流したので、日本語音声がフィルム独特のこもった感じだったのを記憶しています。

 現地版ポスターもありました。

pekinggenjin-poster.jpg おねえさんのほうが北京原人よりも大きいし主人公のダニー・リー(李修賢)がどこにもいません。ヒョウの顔が怖いです。