1月29日、土瓜灣馬頭圍道で唐樓の倒壊事故が起き、香港では大きく報道されています。


 古いビルの倒壊は、香港ではごくまれにだが起きる事故で珍しいことではない、と以前本で読んだことがあります。

 大通りから一歩はずれた道を歩いていて、古い唐樓を木や鉄の棒で押さえたり補強しているのを何度か見た記憶があります。

 そういえば、映画「燃えよドラゴン」のオープニングのタイトルバックの映像で、香港の街並みが出てきます。そのなかに、倒壊しないように木でつっかえ棒のように押さえている古い建物が写っています。

 実際に映画の画面に仕上がったのを見てみると分かりにくく、撮影者の意図がうまく伝わってこないように思われますが、私の勝手な推測をするに、この場面は、カメラマンやB班の監督(って言うのでしょうか? 景色とかモノとかそういう場面を、メインの撮影とは別進行で撮る監督)などスタッフが香港の街をロケハンして、建物を木で押さえているのを見て、おっ、これは絵になるゾと思ってフレームに収めた、ということなのかもしれません。

 YouTube 「Enter The Dragon opening titles and music」(23秒あたり)