講談社から「昭和の爆笑喜劇 DVDマガジン」というのが出ました。
創刊号はお試し価格で790円と安いので、きのう買ってきました(2号以降は1590円)。
1960年代ころの東宝喜劇映画50作品をこれから2年間にわたり出していくというシリーズ。
「クレージーキャッツ」や「社長シリーズ」、「駅前シリーズ」などの映画です。
創刊号に収録された作品は、クレージーキャッツの植木等主演の映画
「ニッポン無責任時代」(1962年)。
この時代の映画は、世代的には私の父のころのものです。私自身は子どもの頃にテレビで日曜の昼だったかに何度か放送されたのを観ました。
個人的には、この「ニッポン無責任時代」よりも、第2号の「日本一のホラ吹き男」の方が面白いです。
植木等演じる主人公は、とにかく明るいです。この調子の良さには参ります。「無責任時代」は主人公に「ワル」な感じがありますが「ホラ吹き男」は徹底して明るいです。
こんな映画、今ではもう作れないと思います。
1960年代の映画には、1950年代後半から続く「日本映画黄金時代」としての輝きがある。
香港映画でいくと1980年代の作品みたいなものではないでしょうか。
その時代だからこそ作り得た作品。
YouTubeに宣伝映像がありました。なぜか音声が出ません。(私のPCの不具合?)
公式サイトの映像も見ましたが、同じく無音。(同じく、私のPCの不具合?)
映画の中に流れる音楽は、映像とは別途、権利関係をクリアする必要があるし使用料も発生するから、この宣伝ビデオをつくったあとにいろいろあって、無音にしたのか???
ほかに探したらこういうのがありました。
http://www.youtube.com/user/kigekidvd
これが予告編
ところで、なぜ 当ブログ「香港つめホーダイ」に、この「昭和の爆笑喜劇 DVDマガジン」を取り上げたかというと、
それはラインナップの中に、香港ロケの作品があるからです。
9月10日に発売される第12号の「香港クレージー作戦」と
来年の1月14日に出る第21号の「社長洋行記」がそれです。
「東宝喜劇」や「クレージーキャッツ」に興味のない方も、第12号と第21号は要チェックです!
この2つの作品では1960年代初頭の香港の街並みを見ることができます。
【当ブログ過去記事<ブログ内検索結果>】
「社長洋行記」の記事(一番下の記事から見ていってください)
「香港クレージー作戦」(一部記事が上と重複。一番下の記事から見ていってください)
いままで売っていたクレージーキャッツの映画のDVDは、いずれも4000円以上するので、このシリーズは買いだと思います。CS放送ではしょっちゅうやっているかもしれませんが。
「社長シリーズ」にはこういうマニアックなサイトもあります。
「森繁社長録」 http://www.morishige-movies.com/
追記:ところで、Adobe Flash Playerの最新版の「11」をインストールすると、YouTubeなどで音が出なくなりませんか? 私は、「10」にバージョンダウンしました。私の場合、10にバージョンダウンしたら、上の映像のうち、下2本の映像は音声が復活しましたが、一番上の映像だけはどうしても音声が出ませんでした。
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