検索結果 : 私の本棚 -香港本に埋もれて | 香港つめホーダイ https://kengshow.com 香港のことなら食べ物、映画から道ばたに落ちているものまでなんでも詰め放題!! Sun, 03 Sep 2017 06:15:19 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.2.5 https://kengshow.com/wp/wp-content/uploads/2017/12/cropped-site_icon03-32x32.jpg 検索結果 : 私の本棚 -香港本に埋もれて | 香港つめホーダイ https://kengshow.com 32 32 93693484 私の本棚 -香港本に埋もれて- <その2> https://kengshow.com/2015/04/29/post_872/ https://kengshow.com/2015/04/29/post_872/#comments Wed, 29 Apr 2015 10:56:52 +0000 http://kengshow.com/2015/04/29/post_872/ hondana02.jpg

 <その1>からのつづき。(こちらが<まえがき>

 「私の本棚」、連載の第2回目。

 前回からだいぶ日にちがたってしまいました。

 毎回、香港本の背表紙の写真を載せていきます(写真はクリックすると拡大します)

 上の写真は、前回お見せした段のすぐ下の段になります。

 本棚の、手前のスライド棚ふたつのうちの、左のスライド棚の上から3段目。

 ここにも上の段と同じくソフトカバーの本が入っています。

 ここに並んだ本の中で面白いのは、なんといっても右から7冊目の

 谷垣健治氏の「香港電影 燃えよスタントマン」(小学館1998年

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 谷垣健治氏は、ジャッキー・チェンに憧れて丸腰で香港のゴールデンハーベスト・スタジオに乗り込み、そこで遭遇したジャッキー御大に自分のアクションを披露して売り込んだという、バイタリティにあふれた人。(そのとき、ジャッキーには体よくあしらわれてしまったとのことですが)

 その谷垣氏は今や日本での押しも押されぬアクション監督の第一人者です。

 ウィキペディア「谷垣健治」

 それまで日本にはなかった「アクション監督」というものを香港から凱旋で持って帰ってきて日本映画史上のエポックメイクとなった、まさにキーパーソンと言えるのが谷垣氏です。

 香港に徒手空拳で乗り込んで、現地で起こったいろんなエピソードは、感嘆するし、笑えるし、とにかく谷垣氏の魅力がビシバシ伝わってくる本です。

 香港映画が製作される様子がすごくよくわかります。

 外国人(日本人)の目から見た、香港映画の製作現場。

 中には日本やハリウッドの製作現場と比較しているところもあって、その彼我の違いが浮き彫りにされています。

 まだ中国政府や資本の影響が今ほど大きくなかった、古き良き時代の香港映画界のお話です。

 谷垣氏は何度か私のサイトの掲示板にも書き込んで下さいました。

 この本はamazonで中古本が手に入るようです。(こちら)

 続編とも言える「アクション映画バカ一代」(洋泉社/2013年)というのもあって、こちらは新品が手に入ります。
 (こちら)
 

 <その3>につづく。

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私の本棚 -香港本に埋もれて- <その1> https://kengshow.com/2014/11/29/post_845/ https://kengshow.com/2014/11/29/post_845/#comments Sat, 29 Nov 2014 03:44:16 +0000 http://kengshow.com/2014/11/29/post_845/ hondana01.jpg

 <まえがき>からの続きです。

 「私の本棚」、連載の第1回目。

 毎回、香港本の背表紙の写真を載せていきます(写真はクリックすると拡大します)

 まずはこの段。

 手前のスライド棚ふたつのうちの、左のスライド棚の上から2段目。

 ここにはソフトカバーの本が入っています。

 この中で有名なのは、左から6冊目の、山口文憲の古典的名著「香港世界」(筑摩書房/1984年)

 私が香港にハマるきっかけともなった本です。

 この本を読んで、当時まだ行ったことのない香港への妄想でパンパンに頭がふくらみました。

 のちに有楽町西武で行われた香港イベントでの山口氏の講演に行った私は、山口氏にこの本へサインをしていただきました。

 個人的に面白いと思ったのが、右から9冊目の「食べ物が語る 香港史」(平野久美子/新潮社/1998年)

 屋台から高級レストラン、地元やアメリカ資本のファストフード、街のパン屋、そして家庭料理など、香港のあらゆる食についての歴史です。

 読んだのは刊行されたとき一度きりで、細かな内容は忘れてしまったのですが、「食は人なり」というか、「食を通して香港と香港人のことをさらに深く知ることができたなあ」、と読んだときに思ったのを記憶しています。時間があれば再読したい一冊です。

 右から4冊目の「香港街歩き術」(藤木弘子/草思社/1993年)は、読んだ方も多いと思います。これもなかなか良かったです。

 この本によると、藤木氏は旺角の彌敦道沿いにあったグランドタワーホテルにもよく泊まっていたそうです。

 グランドタワーホテルは、私がこれまで泊まった中で一番好きなホテルでした。しかし残念なことに廃業して改装され、今はお店やオフィスが入っています。

 もしこのホテルが今でもやっていたとして、ここに最近泊まったとしたら、今回の民主化要求の学生達の占拠の様子を部屋の窓から見下ろすことになったでしょう。

 占拠されていたのはこのホテルの入ったビルの真ん前でした。

 日本のニュース番組で伝える占拠の映像でも、背景にこのホテルのあったビルが何度も写っていました。

 左から3冊目の「香港黒社会 日本人が知らない秘密結社」(石田収/ネスコ・文藝春秋/1994年)は、あまり知ることのなかった香港の黒社会のことがよく分かる貴重な本です。

 黒社会が映画産業をはじめどんな業種に進出してきたか、香港の街の各エリアのどこをどの組がナワバリとしているかなど、かなり詳しく書かれています。

 この本を読んだとき、「うわ、こういうところにも黒社会が関わっているのか」と驚いたのを覚えています。

 ところで、実は、この連載では、毎回、各段から2、3冊をピックアップし、それぞれについてもっと詳しくその本の内容を書こうと思っていました。

 しかし、今、最初の10行目あたりまで書いてみて分かりました。

 そんなことをしたら膨大な量の文章になってしまう。

 それはまた別の機会に気が向いたとき、1冊ずつ紹介する形でやってみたいと思います。

 とりあえずこの連載では、私の本棚に並ぶ香港本の背表紙を、写真で見てもらうことをメインにします。

 まだお持ちでなく興味のそそられた本があったら、amazonで検索すると詳細が分かるかもしれませんので、そちらへどうぞ。

 <amazon

 
 <その2>へつづく。

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私の本棚 -香港本に埋もれて- <まえがき> https://kengshow.com/2014/11/23/post_843/ https://kengshow.com/2014/11/23/post_843/#comments Sun, 23 Nov 2014 07:01:32 +0000 http://kengshow.com/2014/11/23/post_843/ hondana00.jpg

 これは、私がこのブログの記事を書いているパソコンのすぐ横にある本棚です。

ふたつ横に並べて幅240センチ、奥行き48センチで、前後に棚のあるスライド式。

結構な冊数の本を収納できます。

最初は右を香港本専用、左をその他の本、ということにしていましたが、今は左へも香港本が侵食しています。

この中に何冊の香港本があるのか、数えたことがないので分かりません。

これから、不定期連載で、この本棚を1段ずつ写真に撮って、香港本の背表紙をお見せしようかと思います。

最近、書店では台湾本が幅をきかせていますが、香港本にだって魅力的なものがたくさんあるのです。

連載開始までしばらくお待ちください。

<その1>へつづく。

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