俳優の石堅(シー・キエン)が6月3日に亡くなりました。享年96歳。
【追記】ATVニュース1
【追記】ATVニュース2
日本の(世界の)映画ファンにとっては、シー・キエンといえば、なんといってもブルース・リー主演 『燃えよドラゴン』(1973年)の敵役の悪玉ボス、ミスター・ハンです。
YouTube「燃えよドラゴン」 ブルース・リー対シー・キエン
http://www.youtube.com/watch?v=VSlCGbgBpe4
1986年、初めて香港に行った初日、ホテルに夜遅く到着して部屋のテレビをつけると、ほどなくして深夜映画の古い大昔のモノクロ作品で若き日の彼が出てきたので驚きました。
1949年から始まった映画、黄飛鴻シリーズで、石堅は関徳興演じる黄飛鴻の敵役として多数の作品に出演しました。
<参考>「黄飛鴻映画一覧表」(サイト「電影王」より) こちらの表の「共演者」の欄に石堅の名をたくさん見ることができます。
深夜、香港のテレビで流れるモノクロ映画では、しょっちゅう彼の顔を見ることができました。(下写真右。左は関徳興)
【追記】有線電視 新聞台ニュースほか(冒頭で大昔の作品が紹介されています)
でもやっぱり私にとってシー・キエンと言えば、『燃えよドラゴン』のミスター・ハンです。
「ジェーントルメン、ウエルーカム!」(英語のセリフは吹き替えらしいですが…)
晩年、彼は香港の演劇発展のために所有する不動産を寄贈したとのことです。香港の映画演劇界に長年にわたり貢献してきた 石堅氏のご冥福を祈ります。
ウィキペディア「シー・キエン」
【追記】こういうのもみつけました。(音量に注意)
http://www.youtube.com/watch?v=n6zW5_azODE
http://www.youtube.com/watch?v=aj-BePbkMo0&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=ebz6hmZzYSw
石堅
そうですね、わたくしも燃えよドラゴン
というか、それしかって感じです。
ホテルでの深夜映画で
黄飛鴻シリーズは何度か見たことあるのですが
関徳興は知ってみてましたが
石堅って知らなかったです。
関徳興が亡くなった頃
なんだかその後の相続かなにかで
マスコミが賑わっていたのは
香港で体験しました。
リトルチュンの映画でもニュース影像使われてましたよね。
石堅、96歳ですか。
ご冥福をお祈り申し上げます。
ころたさん
ハンの印象が強烈だったので、悪人顔のイメージがありますが、たまに新聞で見かける写真の雰囲気は好々爺といった感じでした。
関徳興にも相続騒動というのがありましたか。もしかしてそれはひょっとして同時期、関徳興とは1年くらい前後して亡くなった広東オペラの新馬師曽ではないでしょうか。私もよく関徳興と新馬師曽の二人を混同してしまうことがあったので。
新馬師曽は派手な夫婦喧嘩をして子どもも巻き込んだ相続問題に発展してマスコミを賑わせました。
この人の名前を思い出せなかったのですが、遺産騒動の記事が雑誌「香港通信」に載っていたことが記憶にあり、たったいま本棚の「香港通信」を片っ端から見ていってやっと記事を見つけました。で、新馬師曽(祥哥、ブラザーチュン)という名前の人でした。
http://zh.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%96%B0%E9%A6%AC%E5%B8%AB%E6%9B%BE&variant=zh-hk
http://zh.wikipedia.org/w/index.php?title=%E9%84%A7%E5%AE%B6%E7%88%AD%E7%94%A2%E4%BA%8B%E4%BB%B6&variant=zh-hk
http://www.youtube.com/watch?v=99zprchIowU&feature=PlayList&p=7FB623309EA76909&index=39
http://www.youtube.com/watch?v=0_PMNMex-Cs
この人も古くから映画に出ていた俳優で、広東オペラの大御所です。
この人のことでしたら、私も彼が亡くなったときに香港に旅行に行っていました。トラムで香港葬儀場の横を通ったらすごい騒ぎだったのでトラムを降りて行ったら、新馬師曽のお葬式でした。地元のマスコミに混じって最前列でビデオカメラを回しました。
もしころたさんの言われているのが新馬師曽でなかったならご容赦を!