また映画祭レポートの本筋からはずれますけど……。
 初日のレッドカーペットは、私も期せずして現場にいましたが、香港のマスコミ関係者には、こんなことがあったそうです。
 「香港映画祭でメディア、美形の高官をスターと勘違い」(中国情報局)
 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=1024&f=entertainment_1024_007.shtml
 たしかに、この女性はキラキラしていました。一番最初にレッドカーペットをこの女性が歩かれたとき、いまどきで言うところの、いかにもセレブな感じがしました。「パーティ慣れ」しているというか、身のこなしが堂々としてしなやかというか、いかにも「豊かな」感じがする女性に見えました。
 私は、その顔立ちから、「香港セレブだな」と思ったのですが、この記事によれば香港の取材陣は取材陣で 「日本のスターだ」 だと思ったようですね。つまり、あそこの現場にいた我々一般日本人にとっても香港マスコミ陣にとっても(そして日本の取材陣にとっても?)、彼女は謎の女性だったということなのかな?
 正直なことを言うと、そのとき、私は、彼女のことを、私だけが知らない香港の有名人かなにかと思い、少しだけですが、なんかこう「取り残された」気持ちがしてました。私はてっきりストロボをたいていたのが日本の一般紙とか経済誌のカメラだと思ってました。でも記事のいうとおりなら、ストロボの主は香港マスコミだったんですね。
 でも、とにかくレッドカーペットにしょっぱなに現れた人に対して、バシバシとストロボがたかれたので、映画祭の始まりとしては、かなりいい景気づけになってたことは確かです(笑)。
 あとでこの謎の女性だった、ジェニー・チョックさんという方が、オープニングセレモニーの口火を切って一番最初に舞台に登場してスピーチしたので、へえーっ! でした。彼女は駐東京経済貿易代表部の首席代表だそうです。流暢な英語がキマってました。
 ジェニー・チョック氏
 ところで、『天堂口』ほか各作品のことは、次の記事で書きます。ブログは速報性が大事なのに、これじゃあ遅すぎますけど。 なに、結局、私が書く内容はやっぱり本筋からはずれると思いますので、記事の早い遅いはあまり気にしておりませぬ……。