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 長野重一著 蒼穹舎刊 2009年1月20日発行)を区立図書館から借りてきました。

 予約してから順番が回ってくるまでちょうど1ヶ月かかりました。この写真集は、書籍コードが付いていない、一般の書店には流通していない書籍です。たぶんこの本に興味のある区民が図書館に注文して納められたのだと思います。

 1958年に撮影された香港の様子が123ページにわたって載っています。

 街を行き交う人々、今でもおなじみの雑居ビル、夜の街にたむろするばっちりファッションを決めた若者、九龍城砦のアヘン窟、1型公共住宅、ピカピカに見えるトラム(私が撮影したことのあるNo.58の車両もありました)、スラム街、乾物屋、通りで遊ぶ子どもたち。

 私には写真を見る眼力がないのでどう言えば良いのか苦しいですが、この写真集には私が予想していた以上に鮮やかに克明に当時の香港が展開されています。

 最初は図書館から借りて見るだけにしようと思っていました。でもなんだか欲しくなってきました。定価3990円とちょっと高いので迷います。発行部数は700部ときわめて少ないですが、まだ手に入りそうなのです。こういう場合、迷っているうちに時間が過ぎて、もう手に入らなくなったとわかってから、「やっぱり買っときゃよかった」というのが私のパターン。そうなると知ってはいるが迷う。さあ、どうするか?

 長野重一 ウィキペディア

 蒼穹舎 「香港追憶」

 オンライン書店ビーケーワン (アマゾンでは似た名前の書籍しかヒットしませんでした。この本のことも知りませんでした。一応リンクしときます。こちら

 撮影した長野重一というひとを検索すると、大林宣彦の「北京的西瓜」や「ふたり」など映画の撮影も手がけていることがわかりました。

 長野重一氏についてはこんなページもありました。
 http://fotonoma.jp/photographer/2004_09nagano/index.html

 さあ、どうしよう。