香港警察バグパイプバンドの太鼓に貼られていた、香港警察の紋章をアップで撮りました。
香港警察の紋章は、1997年の香港返還の際に変更されました。
香港が中国に返還される前のイギリス植民地時代、1997年6月30日までの香港警察の紋章は、エリザベス2世女王のもと、「皇家香港警察(Royal Hong Kong Police)」として下の写真のようなものでした。(引用元:チェシャ警察博物館)
香港返還後、香港警察の紋章は、全体の構成は変えずに、王冠の代わりに、香港の旗と同じようにバウヒニアの花を置いて、中の絵柄もジャンク船から高層ビル群に変更されました。
先の引用元サイトのここを見てもわかるのですが、もともと、こういう紋章はてっぺんに王冠がのっかって成立するものです。だからバウヒニアの花を置いたのは、とってつけたようでちょっと不自然な感じがします。
でも、この新しい香港警察の紋章が、不自然であるからこそ、かつて香港がイギリスの植民地だったことを雄弁に語ってくれています。
これは、ウチにある皇家香港警察のピンバッジです。私の知人の叔父さんが香港警察の人で、皇家香港警察時代に彼からもらいました。
![police-pin2.jpg](http://kengshow.com/wp/wp-content/uploads/moved/police-pin2.jpg)
すごく小さなものです。ガラス状のものが表面に盛り上がっていて、雰囲気がいいので気に入っています。多分、当時香港の警察博物館などでも手に入ったもので別にレアなものではないと思いますが、家宝にしています。
今回の香港ウィークでは、バグパイプの演奏が終わって退場するとき、客席に座っていた女性や子どもに、ポリスマンたちからキーホルダーが手渡されていました(私も欲しかった……)。
ちらっとそのキーホルダーが見えました。香港警察の紋章でした。おそらく、香港警察はいままでにこの紋章を使っていろんな記念品を製作してきたのでしょう。私のピンバッジもそのひとつだと思います。
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