ほかのことをYouTubeで検索していたら、こういう映像を見つけました。

 「香港 HONG KONG 1961」という題名。

 この映像、なんだか見たことがあるなあと思いました。

 画面のタテ×ヨコの比率がシネスコサイズです。

 最初の場面の飛行機が滑走路に降りるところからして見たことがあるなあ、と思い、さらに見ていくうちに判明。

 全部これ、東宝映画に出てくる映像じゃないか!

 「社長洋行記」(1962年)とか「香港クレージー作戦」(1963年)とかに出てくる香港ロケのシーンです。

 劇中、登場人物が香港に乗り込んだときなどに、香港情緒を出すために定番としてインサートで入れる、香港の景色のシーン。

 でも、こうしてこれらのシーンを単独で見てみても、BGMがうまく入っているせいかなかなか楽しめます。

 当時(1960年代はじめころ)、東宝は香港ロケ作品をたくさん撮ったらしいですが、上の映像を見ていると、香港ロケのときに他の映画でも使い回せるように、「素材映像」をたくさん撮っていたのかなあ、とも思いました。