香港おみやげスライドの連載はまだ終わってません。「ガラスの仮面」並みの速度で連載を進行しております。

 では、ひさびさに取り上げることにします。

 今回は、<No.34>です。(前回はこちら。最初からまとめて見るならこちら。)

slide_34.jpg

 スライドのマウントに書かれているタイトルは、上から中文、日文、英文で

 「No.34
 香港太空館
 天文館
 HONG SPACE MUSEUM

 となっています。別にムリに日本語で「天文館」としなくていいのに。

 香港太空館の建設風景。

 香港太空館はプラネタリウムをメインとした公営の施設です。

 香港太空館は「1980年10月に開幕」とウィキペディアに載っています。このスライド写真は、ほぼ完成している建物の出来具合からみて、その1980年に入ってからの撮影と推測。

 下の写真は私が1986年3月に撮った写真。

 建設中の「香港文化中心」です。文化中心は太空館の東隣にあります。

 この写真は上のスライド写真から数年後の撮影ということになります。

culturecentre_underconstruc.jpg
 Googleストリートビューで上の写真と同じあたりの位置から文化中心を見てみます。マウスで画像をドラッグして左を見ると、すぐ隣に香港太空館があります。


檢視較大的地圖

 維基百科(ウィキペディア)「香港太空館」

 香港太空館公式サイト
 http://hk.space.museum/

 私は香港太空館のプラネタリウムには1度だけ入ったことがあります。たしか科学館もあって、ここにも1度だけ入りました。

 プラネタリウムや歴史博物館のような施設が繁華街から至近のところに集まり、プロムナードがビクトリア湾をはさむ両岸にあってそれぞれの対岸の街を眺めることができたり、その間をフェリーが行きかったり、目抜き通りを2階建てのチンチン電車が走ったりと、香港という都市は、街の「具材」や「装置」が箱庭のようにコンパクトに詰まっています(以前は市街地に隣接した啓徳空港もあったが……残念)。だから私は、香港の街がまるで鉄道模型のジオラマみたいだといつも感じてしまいます。私にとっては、そんなジオラマ風の都市が香港の魅力のひとつです。