1986年3月に初めての海外旅行で香港に行ったとき、36枚撮りのフィルムで22本、写真を撮りました。
1本のフィルムで実際には37枚撮れるので、合計814枚になります。今じゃデジカメだから何枚でも気にせず撮れますが、当時はフィルム代はもちろん、それ以上に現像焼き付け代で出費がかなりかさみました。
初海外で舞い上がっていた私は、とにかく片っ端から写真を撮りました。今思えばなんでこんなもの撮ったんだろうというものが多いですが、時が経過し今になって資料的価値が出てきたんじゃないかと思える写真も若干ですがあります。
そのうちの1枚がこれ。尖沙咀のペニンシュラホテル横のYMCAです。
当時のYMCAはまだ古い建物でした。
すでに、一部で建て替えの工事が進んでいます。
それからキッチリ20年後、2006年の同じ3月に同じ方向から撮影したのがこれ。
同じく違う方向からみた1986年3月のYMCA。
で、これが同じ方向から見た2006年3月。
1986年の写真は超広角の部類に入る24mmレンズ、2006年はズームレンズの広角側28mmで撮影したので、画角が違うため完ぺきに同じ雰囲気で撮ることはできませんでしたが、なんとか見比べられると思います。
旧YMCAは植民地香港のいかにもコロニアルな雰囲気です。新YMCAは簡素な雰囲気で、はっきりいって殺風景な感じがします。タイル張りの壁面で、香港のマンションにもよく見受けられる外装で、これはこれで香港っぽいです。
1986年当時の旧YMCAには1階に学食のような食堂があって、私はそこでサンドイッチとアイスコーヒーでお昼をとりました。店員さんか別の客か忘れましたが、なぜか、お姉さんに「ワオ! アイスコーヒーなんか飲んだら、寒いよ!」と突っ込まれた記憶がありますが、別段、寒くなんかありませんでした。
ところで、以前私が撮った、1986年の香港の映画館の写真が有名地元新聞社2社に「無断盗用」されたので、今回は写真のど真ん中にクレジットを入れときました。どうだまいったか!
(笑)
映画館の写真がしかるべきところで「盗用」されたのは、正直なところ、光栄だったのです。でも、YMCAの写真は(使われることはないでしょうけ
ど)、もし使われるとすれば適当に扱われそうで、それは光栄ではないからクレジットを入れた次第。こんな文字、画像編集ソフトを使えば消せますが……。
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