どういうことかというと、いままで中国政府が日本への個人旅行を禁止していたということではなくて、日本国政府が中国人にたいして、これまでは不法滞在の懸念から個人旅行は認めずビザを発給してこなかったものを、この7月に入って年収350万円以上の富裕層に限って個人でもビザを発給することになった、というものです。

 産経ニュース
 http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090708/biz0907082354013-n1.htm

 TBSニュース
 http://news.tbs.co.jp/20090708/newseye/tbs_newseye4178412.html

 これまで日本に来ていた中国本土の人が団体旅行者ばかりだとは知りませんでした。そりゃ来始めは団体客がほとんどだったかもしれないけど、最近は中国もお金持ちになったから、てっきりかなりの旅行者が個人なんだと思ってました。

 東京の街なかで広東語を話している2、3人連れの旅行者を見かけたりしたとき、私は「彼らは香港から来たのかな? 広州かなそれとも……?」などと思っていましたが、ほとんどの場合、個人で歩いている人は香港からということだったのか。広州からの団体旅行の、フリータイムだったのかもしれないが(あるいは各国の華僑?)。

 ところで今週はじめ、お茶の水から新宿に向かうにJR中央線に乗っていたら、旅行者と思われる広東語の親子連れがいました。雰囲気からみて香港からだと思いました。お母さんが熱心にフリーペーパーの住宅情報を見ていました。駅かコンビニでもらってきたものだと思います。彼女の目に、香港と比べて東京の不動産の価格がどううつったのか、聞いてみたかったです。