1970年代の香港映画はなんだかわけのわからない作品がたくさんありました。

 「Exit the Dragon, Enter the Tiger」という、ブルース・リーの映画を真似た題名のこの映画、日本で公開されたときは「ブルース・リーを探せ!」。いかにも胡散臭いです。

 ブルース・リーのブームに便乗した映画です。主演は「ブルース・リ」。日本ではブルース・ライという名前で紹介されていたのかもしれないが、ほかにも「ブルース・リィ」とかいろいろな俳優がいたりして私にはよく区別できません。

 映画の冒頭で出てくるスタジオは、「SUMMIT STUDIO」というスーパーが出ます。しかし門には「嘉禾」とも読み取れる張り紙があるのでゴールデンハーベストのスタジオという設定です。

 こういう映画はおそらく、海外にも目を向けた「商品」なんだと思います。

 もう胡散臭さ爆発です。

 映画というのは昔はこんな泥臭いものだったんだなあ、ということを再認識しました。

 こういうのも見つけました。日本で公開されたかは知りません。


 学生の作った自主映画みたいです。無断借用で使われたいろんな映画の音楽のせいで永久的に封印かも。