きょう amazonを見ていたら、「『読み・書き』から見た香港の転換期」という本がでていたのを発見。

 内容紹介には

 「19世紀以来のコロニアルな状態から現代社会へと変質する転換期が戦後の香港社会に存在した可能性を探る。「読み・書き」という言語活動を切り口とし、人口調査、新聞広告、映画、医療、文学、社会運動などを取り上げ多角的に論じる」(太字は学芸員K)

 とあります。これは面白そうだと思い、いつも行く三省堂書店本店の4階フロアの社会関連のコーナーに行くと、ありました。

 でも、値段が5040円。かなり高い。図書館で借りる(蔵書してなければ図書館に注文する)ことにして、今回はパスすることにしました。

 同じ書棚に、ちょっと分厚い「龍の系譜」という本があり、見ると、黒社会関係の本です。もうかなり前の本。目次を見たら、独立した章立てで香港の三合会(トライアッド)のことが書かれています。この本はノーマークでした。

 読みたいと思ったのですが、これも今回は図書館で借りるか注文することにしました。

 じゃあ、店を出ようか、と思いながら、ふと、並びの書棚を見るとこんな本が。

book_asiazensho.jpg

 「香港の都市再開発と保全」(九州大学出版会)。メチャクチャ堅い題名。これもノーマーク。
 
 ペラペラとページをめくると、

 香港での最近の歴史的建造物の保存運動や、都市再開発の具体例を挙げながら、社会的な背景についてウンヌン……という感じ。

 買ってしまいました。1000円でした。新書版なんだけど、高い。本の性格や部数からして仕方ないか。

 このブログをやっていて、ときどき不思議な気持ちになります。

 今回も、たまたまきのうの記事へいただいたコメントへのレスで、最近の香港人の懐古的な風潮についてちょっとだけですが書いたばかりで、そのあくる日に本屋さんへ行ったら、それに応えるかのように、こんな本が本屋さんの書棚にあったのでした。

 偶然とはいえ、似たようなことがちょくちょく起きるのです。

 まあそれはともかく、上の3冊、気になる方は図書館で借りてみては。