asia_cup001.jpg 今回はまったく香港とは関係ない話です。

 さっき、お茶の水の「サッカーミュージアム」から帰ってきました。

 先日、カタールのドーハでオーストラリアとの激闘の延長戦の末、見事に長友のクロスと李のボレーシュートで決めた1点により日本が優勝を果たしたサッカー「AFCアジアカップ」。

 「サッカーミュージアム」に、カタールから凱旋した日本代表チームが持ち帰ってきた優勝カップが展示されていて、この連休は特別にそのカップに触れることもできるというので、行きました。

 ココ。
 「日本サッカーミュージアム」
 http://www.11plus.jp/

 この優勝カップ(06:00あたりの映像)。
 YouTube「AFCアジアカップ2011 表彰式」

 中学時代は女子サッカー部で現在もママさんサッカー選手の、サッカーフリークのカミさんに連れられて、スポーツ少年団のサッカー部に所属する小学3年生の息子と一緒に行きました。

 地下鉄千代田線の新御茶ノ水駅を降りて5、6分歩きます。

 途中、道に大きめのロケバスが3台停まっていて、それとは別の2台は機材車なのかスタッフが中から撮影機材を出していました。スタッフの人数が多くて大がかりなので、バラエティ番組のグルメ企画とかじゃなくて、ドラマや映画のロケ撮影なんじゃないかと推測。

 ここが香港だったら、私は香港では精神年齢はずっと初めて香港に行った1986年のときのままなので、ミーハー全開でその日の予定を変更してロケバスに張り付いてずっと撮影現場を見学、場合によっては突進していってサインをもらうという行動に出るところですが、ここは日本なので、予定変更せずサッカーミュージアムへ。

 そういえば、きょうは家を出てすぐ近所でもロケバスに遭遇。ボディにはしっかり「××××ロケーションサービス」と書かれていました。

 ミーハーな私は、街でロケバスに遭遇すると、誰が後ろに乗っているのだろうと気になってついつい目がいってしまいます。ロケバスというのは後ろの席のスモークガラスがスミで塗ったように真っ黒で外からはゼッタイに中が見られないようになっていますが。

 停まったロケバスのドアが開いて中から「少女時代」がバーッと降りてきたらいいなあ、とカミさんが妄想で言いました。それだったら私もいいなあと思います(笑)。最近、家族で少女時代のファンになってしまったので。

 話、脱線。

 ミュージアム目指してしばらく歩くと、「サッカー通り」という道が。

asia_cup005.jpg その道を進んでいって……驚いた。

 私はてっきり、日本サッカー協会の事務所はどこかのビルのフロアを間借りしているのかと思ったら、

 とんでもなかった!

 メチャクチャ立派な自前(?)のビル。

asia_cup002.jpg その名もズバリ「日本サッカー協会ビル」。

 このビルに、協会と、Jリーグが入っています。三洋電機に一部フロアを貸しているようです。

asia_cup009.jpg このビルの1階、地下1階と地下2階がサッカーファンのためにミュージアムなどのスペースになっています。

asia_cup003.jpg 入場料500円で入る有料展示コーナーは、日本のサッカーの歴史やJリーグやワールドカップに関するいろいろなものがいくつものブースに別れて展示されていて、とても内容が充実しています。

 歴代日本代表選手達の必死の形相の顔のパネルを見ていたら、ちょっとウルッと泣きそうになりました。

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 こういうのもありました。

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 カップに行き着くまで最初は3時間かかると言われた行列でしたが、実際には1時間少しほど、それも展示物を見ながらの行列なのでそれほど苦にもならずに待って、ついにアジアカップのホンモノに触れました!

 日本代表のユニフォームのシャツを着てカップを両手で抱える息子を真ん中にして、

 ハイ、パチリ。

asia_cup007.jpg 親切なスタッフの方に写真を撮ってもらいました。

 きまぐれにカミさんが白クマのぬいぐるみを持ってきて、撮影のときいきなりカップに入れたので、私は驚いた。韓国の家電メーカーLGの景品。数年前にヨドバシカメラ秋葉原でアンケートに答えたら、お姉さんが息子にくれました。

 息子にカップを持たせて撮影。

asia_cup008.jpg 行列に並んだ甲斐がありました。

 あ、息子の写真撮るのに気を取られて、私がカップに触るの忘れた!(泣)

 ミュージアムを出てから気がついた。でも、息子が嬉しそうだったので、まあ、いいか(笑)。

 で、サッカーミュージアムの帰り、遅い昼ご飯を食べようと、3人でJR御茶ノ水駅前の明大通りを歩いていました。

 ふと気がつくと、通りにやたらとお巡りさんが多い。20mおきくらいの割合で一人ずつ立っています。

 カミさんに「なんでこんなにお巡りさんがいるんだろ?」と言いながら横断歩道を渡ろうとしたら、そのうちの一人のお巡りさんに「あ、申し訳ありません、渡るのちょっとだけ待ってください」と言われました。

 「え?」

 すると、

 交通規制された通りを、トヨタ・クラウンのパトカーに先導された黒いトヨタ・センチュリーがやってきてスーッと私たちの目の前を通りました。

 そのセンチュリーの後ろの席に、な、なんと、天皇陛下が。

 お巡りさんに聞いたら、陛下は東大病院で診察を受けてのお帰りだとのことです。

 予期せぬことに私も驚きましたが、天皇を初めて見たカミさんはもっと驚いていました。私は以前お正月の皇居の一般参賀に行ったことがあるので2度目。それと以前、目白で美智子さまにも遭遇したことがあります。

 天皇陛下のセンチュリーが走り去ったあと、お巡りさんが息子に

 「天皇陛下見えた?」 「うん」 「良かったね~」。

 お巡りさん、警備ご苦労さまでした。

 「アジアカップのカップ」や大がかりなロケバス、そしてなんと天皇陛下まで、いろいろ巡り会った1日でした。