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 きのう、イギリスのウィリアム王子とケイトさんの結婚式(YouTube)の前にやっていたテレビ番組の解説をなんとなく見ていたら、イギリス連邦の話が出てきた。そのときに画面に出たフリップの世界地図を見て驚いた。インドもイギリス連邦の一員だったのか。戦後に独立したあとはイギリスとは全然関係ないと思ってた。

 ツイッターに「じゃあ、インドの元首はエリザベス女王なのか?」と書いてしまったが(汗。すぐ削除)、それは違うらしく、調べたらインドは大統領制をとるから大統領が元首ということらしい。一方オーストラリアの元首はエリザベス女王。各国の体制によって違うんだろうが、イギリス連邦って仕組み、よくわからん。だって今どき、オーストラリアはともかくインドが別にイギリス連邦の一員じゃなくても、もういいんではないの?

 で、話は強引に香港のことに持ってきて、写真はフリッカーにあった香港のミニバスの写真です(Photo by Anne Roberts)。

 イギリス国旗のユニオンジャックが広告であしらわれたミニバス。

 この写真は最近撮られたものだと思いますが、私にはユニオンジャックのはためいていた頃の香港が本当に懐かしく感じられます。

 あの時代、香港の街のアチコチで見かけたユニオンジャック。

 大英帝国の支配による植民地という立場にあった香港の象徴だから、あんまり大きな声では言えないことなのかもしれないが、イギリス国旗が街のそこかしこにあった香港の街の景色は、旅行者である私にとっては、旅情を誘う実に「楽しい風景」でした。

 もう一度香港に植民地に戻ってくれとは言わないが、街にユニオンジャックがはためく景色をまた味わってみたい。これは本音。

 香港が中国に返還される前年の1996年、アトランタオリンピックのヨットで香港が史上初めて金メダルを取ったとき、ちょうど私は香港にいました。

 金メダル授与をテレビ中継で見ていたとき、香港の旗(コレ)の掲揚で、私は「どんな音楽が流れるのだろう?」とちょっと期待していたら、当然のようにイギリス国家が流れたので、ああそうか、やっぱりそうか、とちょっと気が抜けてしまいました。そのとき私は香港がイギリスの植民地であることを再認識しました。

 そんな私は国歌が好きで、世界の国歌集のCDを持っています。

national_anthem_cd.jpg 一時期クルマに積んでよく聞いてました。乱暴に扱ったのでケースが割れてしまいました。

national_anthem_backcover.jpg 買ったのは1990年ころ。1988年に録音されたものです。2枚組で70ヶ国もの国歌が入っています。全部歌無しのインストルメンタルです。

 収録曲のリストを見ると、今はない国や統合されたりした国もいくつかあります。上の画像をクリックすると拡大して見られます。
 
 好きな国歌は中国、ロシア(旧ソビエト連邦)、ドイツ(旧西ドイツ<ドイツ連邦共和国>)、フランス、イギリス……って大国ばっかりだな。日本の君が代も、背景はどうあれインストメンタルで聞くのは好きです。

 でも、一番好きなのはイスラエルです(コレ)。

 アマゾンを見たら、けっこうな数の「世界の国歌」が出ています(コレ)。

 探したらこんなページがありました。
 http://www.worldfolksong.com/anthem/