上は、1986年に初めて香港に行ったときに撮った、佐敦站のホームの写真。ほんとは駅で写真を撮っちゃいけないらしいが。
東京では、節電がされるようになってからというもの、東京メトロや都営地下鉄の駅構内に入ると、どうも妙な気分になってしまう。なんか外国に来たような気分になるのです。構内が暗いから。
もうかなり前の記憶なので曖昧だが、ロンドンの地下鉄もニューヨークの地下鉄も、駅構内の照明は東京よりかなり暗かったように思う。
で、香港ですが、香港は夜の街は苦労なく本が読めるほどムチャクチャ明るいですが、香港の地下鉄の駅はどうでしたっけ?
私は香港に久しく行ってないので、言われてみると、どうだったかなあと自信がないのですが、香港の地下鉄の駅構内って、実は東京に比べたら意外と暗めだったような気もするのです。どうでしょうか?
少なくとも香港島の港島線の方は、駅のコンセプトがそうなのか、ホームがかなり暗い。たしか。
ところで、あらためて思い出しましたが、香港の地下鉄の駅構内はそのデザインが統一されていて、まさに統一感があってキレイですよね。
そもそも東京の地下鉄の駅は、香港のそれとは決定的に違うところがあります。
それは、東京の地下鉄の駅構内には、イレギュラーで張られた張り紙が多くあることです。
もともと備え付けてあった出口表示だけじゃ足りないと思ったのか、墨の手書きで「〇〇〇方面 出口はA4」みたいな張り紙がしてあったり、「ここでは左側通行をお願いします」とか「駆け込み乗車はご遠慮下さい 〇〇駅長」みたいなことが書かれたものなど、もうやたらと張り紙が多い。
新しい線が開通したときもそう。せっかくピカピカの駅ができたのに、開通から1ヶ月もしないうちに駅構内の壁にはあちこちに張り紙が出現してしまって、せっかくの駅のデザインがだいなしになっています。
これが長年使われてきた駅だと、もう駅長判断なのか、なんでもアリになってます。
極めつけはコレ。
大手町駅の丸の内線から半蔵門線乗り替えのエスカレーターの頭上にある。もうかなり前からここに張られた大きな張り紙。
張る意味があるんでしょうか。効果があるんでしょうか。
すみません、この写真は他のブログから拝借してきました。
「大手町駅 あぶない」でGoogleで画像検索すると出てきます。格好のブログネタになってます。
大手町駅は昔からの駅だしもうなんでもいいけど、比較的新しい駅は、デザイナーが斬新なコンセプトでこだわって作られたものも多いです。
大江戸線の飯田橋駅などはSF映画に出てくる近未来の雰囲気なのだが、たしかここにも張り紙があったような記憶があります。
駅をデザインしたデザイナーが久しぶりに駅に寄ってみたら、がっかりしてしまうんじゃないだろうか。
そこをいくと香港の地下鉄の駅はそんなイレギュラーな手書きの張り紙がなくてキレイです……よね? 今もそうですよね? なんせ久しく行ってないので、今の状態が分かりません(笑)。
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