当日27日発売されたばかりのムック。
「俺たちのジャッキー・チェン」(日之出出版/980円)
なんでも、ジャッキーの還暦を記念しての刊行だそうです。
あのジャッキー・チェンも60歳。
これまでの出演作品の全紹介ほか、ジャッキーファンや谷垣健治氏などゆかりの人による対談など、オーソドックスな構成で、一部のページはレイアウトも結構粗いですが、ページをめくって見てみると、内容自体は結構充実していると感じました。
主演作のほか、チラッとワンシーンだけ出たようなカメオ出演やエキストラ時代の作品(ブルース・リーの『燃えよドラゴン』など)も網羅していて、データベースとしても使えます。
各作品の解説は、評論ではなくあくまで紹介という感じで、ちょっとぬるいです。しかし、ジャッキー作品はみんなにとってお馴染みなので、各作品への評価はジャッキーファンや香港映画ファンが各自すでに下していると思います。だからあまりこの本の短所とはならないと思います。
それよりも、ジャッキーの作品を再度見るガイドブックとして有用です。
このムックを見ると、ジャッキー・チェンがたくさんの映画で主演をやってきたことをあらためて再認識できます。
私にとってジャッキー・チェンの映画は、
<A>「酔拳」などの初期作品
<B>「プロジェクトA」(1983年)と「香港国際警察」(1985年)の2作品
<C>それ以降の香港作品とアメリカ作品
と、乱暴ですが大きく区分けしていて、私にとってはジャッキー作品といえば今でも断然<B>。
<A>も面白いし、<C>もお金がかかっていたり派手に海外ロケをやったりでいいし、映画としての完成度は現在に近づくほど高くなっていきますが、やっぱり私は<B>の2作品なのです。(<B>には同時期にいくつか他の作品もあり、またこの2作の少し手前の時期には過渡期の作品もあるが、私にとって<B>の時期といえばこの2作)
そんな私ですが、このムックにある全作品の紹介を見ていて、「ちょっとこの作品ももう一度見てみるかな」と思ったりしました。
まだ店頭でちょっと立ち読みしただけで、おとといは買わなかったけれど、おそらく数日後にはウチのパソコンの横に置かれていると思います。
追記:そういえばこのムックの発売された11月27日は、ブルース・リーの誕生日。もしも今ブルース・リーが生きていたとしたら74歳です。でも、世界の人々にとってのブルース・リーは永遠に32歳までの若々しい勇姿です。
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