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 この写真はきょう三省堂書店神保町本店で買ってきたやつを撮ったものです。
 まだ、ペラペラとしか見てません。読んだら感想を追って書きます。
 この本は、買う前に予想していた、「香港おすすめスポットガイド」ではありませんでした。むしろ私が (そしておそらく多くの香港マニアの同志の皆様が) 望んでいた、香港の人々のインタビュー集でした。
 そのことについては、「嬉しい誤算」だったので、たいへん良かったです。
 ところで、私が買う前に読んだ、版元のアスキーのHPの、この本の紹介文は
 「香港に住む、俳優やモデル、普通に生活する家族やOLまで、
  さまざまな40人が語るおすすめのスポットや、好きなお店。
  ありきたりなガイド本ではわからない、リアルな香港がそこにある!」 (太字は学芸員Kによる)
 となってます。うーん。この紹介文を読めば、どうしたって
 「香港の素敵な人のライフ紹介 【2】 : その人のおすすめのお店&スポット紹介 【8】」
 という割合の構成の本だと思ってしまいませんか? 雑誌の特集などで見かける 「在住の人々によるおすすめスポットガイド」 というやつです。
 でも、実際のところはその逆で
 「その人のライフ紹介 【9.5】 : おすすめスポット紹介 【0.5】」
 という割合で構成された本なのです。
 ということで、アスキー公式ページでのこの本の紹介文は、内容をうまく伝えていないのではないでしょうか。もしかしたら内容が予想外に 「コア」 になってしまったので、宣伝文として広く多数に訴えるように「香港ガイド」と思わせるコピーにしたのかな? だから逆に、この紹介文を読んでいわゆる香港ガイドを期待して買った人は「ありゃりゃ」と驚くかもしれません。
 各記事の雰囲気は、ひと目見たところは女性誌の香港特集などにある香港人インタビュー記事のようでもあります。気軽に読める文章量です。
 けっこういろんな分野の人々が登場しているので、香港が好きな人には「読める」内容かも。まだ読んでないので未知数ですが。
 アスキーのHPの紹介文を見て、もしかしたら、「この本は新スポット紹介の香港ガイド本だからノーチェックでいいや」、と考えている人がいるかもしれません。でも実際は上のとおり違いますので、とりあえず店頭で見てみてはいかがでしょうか。
 では、私はこれから読みたいと思います。