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 これは、少し前から地下鉄や私鉄の駅構内などにたくさん張られている日本テレビのドラマ 『有閑倶楽部』の番組宣伝の大きなポスターです。きのう、東急線の駅で撮影。
 最初に見たのは地下鉄の表参道駅だったと思うのですが、私はこの『有閑倶楽部』のポスターを街で見かけるたび、何か香港にトリップしたような気になります。
 香港に旅行で行って、私にとって異国である香港の地下鉄駅構内で香港映画のポスターなどを見たときに感じるものを、この『有閑倶楽部』ポスターの雰囲気に感じてしまうのです。
 このポスターが香港の街で見かける香港のテレビドラマや香港映画のポスターっぽいか? といえば、そうであるかもしれないし、そうでないかもしれないです。しかし、私はこのポスターを見るとなにかヘンな感覚におちいるのです。
 あるいは言い換えれば「日本に来た外国人旅行者」の眼で見るような錯覚を覚えるというような。
 もちろん、「有閑倶楽部」というオール漢字のタイトルとロゴデザインがその雰囲気を手助けしているのかもしれませんが、私の感覚からすると、別にカタカナの題名でも同じです。実際、漢字のタイトルであることは、あとで気が付いたくらいですから。むしろ私が感じるのは、そのタイトルの周りでカメラ目線で見栄をきる赤西仁ほか出演者の表情や姿、人物の配置、全体がかもし出す雰囲気が、「それっぽい」のです。
 拡大して言えば、「香港」を「台北」や「ソウル」などに置き換えてもいいのですが、私の場合は香港がいちばん親しい異国の街なので、「香港にいるような錯覚を覚える=香港っぽい」、というわけです。とにかくこのポスターに街で遭遇するたび、私は「日本に来た外国人旅行者」の眼で見てしまうのです。
 ブログの小さな画像だと雰囲気が伝わらないと思いますが、もし現物の大きなポスターを見かけることがあったら、ちょっと見てみてください。
 うーん、ここまで書いて、まだうまく言えてないのですが、こういうポスターに限らず、こんな感覚におちいること、日本にいてありませんか?