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 『地球の歩き方 香港 ’08~’09』、買ってきました。

 「マカオ」の表記が表紙から抜けましたが、すでに蓮花さんからのご報告のとおり、中身を見たらマカオはきっちり例年どおり入ってました。

 先日、マカオ単独版として初めて『地球の歩き方 マカオ』が刊行されたので、私はてっきり「今度出る『地球の歩き方 香港』は、香港単独版だ。なのにページ数が昨年版と同じということは、マカオの抜けた分、香港の情報が増えたんだ!」と喜びましたが、これぞまさにヌカ喜び。

 私ひとりで騒いで、ブログに書いて、そしてひとり撃沈しました。

 期待してしまった方がいたら、すみませんでした。

 ペラペラとページをめくってみました。昨年版と基本的に変わらぬ中身ですが、本文のレイアウトやデザインが、今年の版は一定周期の改変の年にあたるのか、けっこう変わりました。それにしても20年前の初版は2色刷りページが多かったこの「歩き方」もずいぶんとカラフルになりました。

 今回の版では「エンターテインメント」の項目が「エンジョイメント」の名前に変わり、香港映画の記事は一部加筆修正されています。「香港映画の行く手」の小見出しが付く文では、大騒動となったプライベート画像流出事件にも触れています。

 昨年版で少しスペースが増えた香港のパンの紹介が、さらに大きな扱いで「意外とおいしい!香港のパン『麺飽』」と題して見開き2ページいっぱいで紹介されています。

 最初のほうのページに最新のスポットが紹介されていますが、メイドカフェが銅鑼灣にできているのには笑いました。

 「地球の歩き方」はあれもこれもと内容がたくさん詰まっている分、版を重ねても修正が手付かずで古い情報のままのものが結構あるかもしれません。現に私が個人的に店主を知っているある小さなお店の記述は、20年前の初版からずっと内容が同じです。

 でも、いまはネットもあるので、まずはこの「歩き方」で各情報を仕入れておき、ネットでその最新の状況を確認したり掲示板などで質問したりすればいいと思います。そういう使い方をするなら、この「地球の歩き方」は情報のとっかかりとなる 「総覧」 として使えるガイドブックではないかなと思います。