前の記事で「プレイステーション」のゲーム「クーロンズゲート」のことを書きましたが、こっちは後続機「プレイステーション2」のゲーム。

 「グランツーリスモ」シリーズの第4弾、「グランツーリスモ4」

 これにも香港が出てきます。

 たしかこのゲームのテレビCMで香港の街が出てきて驚いて、発売と同時くらいに買ったと記憶しています。たしかプレステ2の本体もこのときに買ったと思います。何年も前の話です。ウィキペディアを見ると2004年の12月発売となってます。

 このゲームでは、鈴鹿など各国のサーキット場以外に、「市街地コース」として世界の都市を走ることができます。

 この市街コースで、ニューヨークやソウル、東京などと並び香港の街も出てくるのです。

 こういう感じです。


 
 実際にゲームをするときは、メーターやバックミラーなどを表示してやります。

 こんな感じ。海外版。こちらは上のとは逆回りのコースで走っています。
 http://www.youtube.com/watch?v=OlgaERHEsWA
 

 こんなルートを走っていると思います。

gt4_map001.jpg 漆咸道南と梳士巴利道が交わる、地図でいくと赤丸のところをスタートにして、時計回りかその逆回りかを選んで走るコースです。

 彌敦道の南の先の文化中心のあたりをどう走っているのかがちょっとわかりません。ムリヤリ道路にしているのか?

 香港ファンが堪能できるのは、やっぱりネオンの下を走る彌敦道の部分だと思います。

 でも、彌敦道は少しだけ。九龍公園の端、尖沙咀站出口のあたりがフェンスでさえぎられていてそこから先の彌敦道には行けないのが、大変悩ましい(笑)。

 どうせなら、こんなコースじゃなくて、彌敦道のネオンの下をを尖沙咀から太子あたりまでひたすら走って帰りぎわ旺角で脇道に立ち寄ってブラブラして戻ってくるやつにしてほしかった(笑)。

 YouTubeの画面では分かりづらいですが、道路の表面が日本のようなアスファルト舗装ではなくコンクリート舗装(多分香港のあの舗装はコンクリートだと思う)になっていて、色とかつなぎ目とか凸凹感がちゃんと香港の道路として表現されています。芸が細かいです。

 レースが終わると、リプレイで今やったレースを見ることができます。自分の車が走っているのを、実況中継のようなカメラの視点で見ることができます。人間の手で撮影したようなカメラの微妙なパンニングや不規則なズームも行われます。

 これがリプレイ画面。


 

 当時、本体とソフトを買ってきて、さあ、香港の街を走るぞ、とやり始めたら、街を選択する画面に香港が選べない!

 なんと、ゲームをクリアしなければ「香港」を走れない!

 レースに参加して成績を出して、やっとのことで「香港」をゲット。

 クルマは国産の大衆車から高級輸入車など市販車のほか、超ド級のレースカーまで650車が選べます。クルマの特性も実車に似せた挙動や走りをするようにプログラムされているらしいです。特にゲームマニアでもない私がやるにはオーバースペックの内容です。

 クルマの選択画面には私が実際に乗っているクルマもあったので、それを選んで、ボディカラーも実際のクルマの色が選べるのでウチのと同じ色にして香港の街を走りました。

 レースよりも単独で走るフリーランを選び、しかもタイム関係なしにゆっくり走ることばっかりやってました。

 リプレイでクルマ本体が画面に出るモードを選択して(上のYouTubeのような感じ)、画面を眺めながら、香港の街中を自分の車が走っていると妄想をふくらませました。

クルマを街中に置いて、景色をバックに写真を撮って保存、という機能も付いています(まったく使わなかったが)。

 プレステ用ソフトの「グランツーリスモ(初代)」に比べて映像の鮮明なのには驚きました。プレステ2用の「グランツーリスモ4」では、まったく細かさが違います。

 プレステ3用の現行版「グランツーリスモ5」はやったことがないのですが、映像のリアルさはもっと進んでいると思います。

 「グランツーリスモ4」でもこれだけ実写に近いのに
 「グランツーリスモ4のオープング」

 プレステ3用の「グランツーリスモ5」はこうなってます。
 「グランツーリスモ5のオープニング」

  「4」も「5」もこれらがすべて実写ではなくCGです。人物の動きはまだぎこちないですが、クルマは、特に「5」の方は、実写と見間違ってしまいます。(自分で紹介しておいてなんですが、これって本当に全部CGなんでしょうか? 驚きです。)

 これらはオープニング専用のCGではなくて、実際のゲームやリプレイでも、このオープニングのレースシーンと同様のレベルのCGが画面に映し出されます。 

 ちなみに、これがプレステ1時代の、初代グランツーリスモ(初代)
 「グランツーリスモ(初代)のオープニング」

 この「1」を買ってきて最初にやったときは、「実写みたいだ!」と驚きましたが、いまから見ると粗くて隔世の感があります。DVDに見慣れた目で久しぶりに見たVHSみたいです。

 で、話もどって「グランツーリスモ4」。このゲームで香港を走っているとき、「クーロンズ・ゲート」同様に、私はやっぱりこう思った。

 レースはどうでもいいから、単に香港の街を普通にドライブできるヤツが欲しい。

 将来、Googleが上の画面のように動画で街を走れるストリートビューをやってくれるかもしれません。