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 廟街の彌敦道側にある囲い(ここ)の中の一軒のお店の炒飯です。

 この写真はあんまりおいしそうに写ってないかもしれませんが、私はこの画像を見るだけで舌に炒飯の味と食感がリアルによみがえります。

 これといっしょにサンミゲルをいただきます(こればっかり)。

 そういえば、かなり以前のことですが、この囲いの中のお店の、通りに面した入口近くのテーブルでカミさんと炒飯など夕食を食べていたら、いきなりマギー・チャンが私たちの目の前に現れて、通りで映画の撮影を始めたので驚きました。

 私たちの頭上の天井近くにお店が置いたテレビがあり、そのテレビに流れるニュースをマギー・チャンが神妙な顔で見る、みたいなシーンだったと思います。

 私たちは座って夕食を食べながら、私たちの間近に立つマギー・チャンのシリアスな演技を予期せず見物することができました。

 野次馬の見物人がたくさんいてロケ現場を取り囲んでいました。夕食を食べたあと、私たちも野次馬に混じって、私が遠巻きにロケの風景をビデオで撮影していたら、それに気づいたマギー・チャンがスタッフに何か言いました。するとスタッフがこっちにやってきて「撮影しないように」、と言う。

 向こうだってどこにも許可を得てないゲリラロケだろうになあ。向こうのカメラに見切れているわけでもないし、ちょっとぐらいビデオを回したっていいじゃないの、だってここは天下の往来じゃないか。と、正直思いました(笑)。

 そのときマギー・チャンのほかに相手役らしき白人俳優がいましたが何の映画なのか分かりませんでした。

 その後、旅行から帰ってしばらくして、その白人はジェレミー・アイアンズで、映画は「チャイニーズ・ボックス」という作品だと判明し、日本でも公開されたのでカミさんと映画館に観に行きました。