pepsi_china.jpg 今回も香港ネタではないですが。

 ダンナ様のご赴任とともに中国・広州で生活を始められ1か月となったisolaさんから、「香港ネタではないですが、こちらでいま、強烈なCMをやっていますのでご報告」とメールをいただきました。

 YouTubeは中国では見られず検索できないので、代わりに関連のブログ記事を探しましたとのこと。多謝、isolaさん。

 そのブログに行ってみましたら、このCMが貼られていました。

 百事可楽(ペプシコーラ)のCM。

 (上の画像は中国ペプシのサイトのトップページのもの。そのブログにあった画像を借用、御免)


 こんなCM、日本じゃぜったいムリだ……。

 あろうことか、ゲップです。コーラにゲップはつきものだが。

 そういえば、昔、テレビの「日曜洋画劇場」の解説でおなじみだった映画評論家の淀川長治さんが出した本に、「欧米ではオナラよりもゲップのほうが下品とされる」というようなことが書いてあったことを思い出しました。

 日本では「ゲップ < オナラ」だと思いますが、それでも人前でのゲップはタブー。

 中国はゲップOK?

 大昔、子どもの頃、日本のテレビCMで、たしか健康器具のルームランナーのCMで、走る女の人のレオタードのお尻がアップになって「プー」というオナラの効果音が流れるものがありました。

 ユニーク路線を狙ったCMだったんでしょうが、しかし、そのCM、テレビに流すには下品で問題アリと判断されたのか、放送では事前にその「音」が消されたようで、だから私は「音ナシ」しか見ていない。

 このCMには続編があって、それは、お尻のアップになってもオナラの音がないというオチの内容だった。

 お尻のアップになっても「オナラなし」で、女の人がこっちを見て(オナラの音を期待した(?)視聴者に向かって)「残念でした」と言うオチだったのだが、そもそもテレビの放送では最初の正編からしてオナラの音が消されてしまっていたから、視聴者にはいったい何が「残念」なのか、不可解だった。あとで新聞でその不可解を解明したCM製作裏話が記事になっていました。

 ま、それはともかく、このペプシのゲップCM。

 中国の人はこのCM見てペプシコーラを飲みたいと思うんだろうか。

 一方、中国ペプシにはこういう「感動路線」のCMもある。
 


 いまから20年ほど前、私の知人で、日本に留学に来ていた上海の人が、「日本のテレビはCMもすごくイイ。中国のなんかもう、商品の名前を言うだけだったりして、すごくかっこ悪いコマーシャルばかりですよ」と言ってました。

 その知人の話は具体的ではなかったが、その頃の中国のテレビCMがどんな雰囲気だったかは、なんとなく想像がつく。

 その頃のCMとは、たぶん、隔世の感があると思います。

 ご参考:中国ペプシコーラのサイト http://www.pepsi.cn/

 追記:日本のペプシコーラの古いCM